【80分で読む 冒険の本】王子とこじき(10歳までに読みたい世界名作) 

『王子とこじき』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

本のタイトルである「こじき」という言葉、小3の息子は理解できないようでした。日本では物乞いの数は少なく、見る機会がありませんね。20年以上前にネパールを旅したとき、小さい子どもの浮浪者があふれていて、心が締め付けられる思いがしました。今はどうなのかな?

今回は、エドワード王子とこじきの子トム。そっくりなふたりが出会い、服を取り替え入れかわることにした二人に、様々なピンチが訪れるおはなし『王子とこじき(10歳までに読みたい世界名作) 』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • 冒険の話が好きな お子さん
  • イギリスの歴史に興味があるお子さん
  • 貧富の差について知って欲しい おやごさん
  • 名作を読んで欲しい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生くらい~
(一人読み)3年生くらい~
文字の種類ひらがな・カタカナ・漢字(漢数字以外の漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約4mm
ページ数154ページ
読み聞かせ時間約80分(ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル児童書(約3分の1のページに挿絵があります。)
キーワード冒険 名作 王子 乞食 イギリス 家族  
出版社の紹介ページhttps://hon.gakken.jp/book/1020440100
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

あらすじ

時は1500年代、イングランドのロンドンが舞台です。こじきの子トムは、父親に虐待を受けてつらい毎日を送っていました。アンドリュー神父と出会い、正しい道を教えられたトムは、どろぼうは決してしませんでした。本をたくさん読み、王子様に憧れていました。

ある日トムがロンドンの町をふらふら歩き回りまわっていると、偶然 王子様を見ることができました!門に走りより、鉄格子にしがみつくと、門番に投げとばされてしまいました。それを見ていた王子が、門番をしかりつけ、トムを宮殿に招き入れました。

乞食の実態を知らない王子さまは、自由に憧れていて、トムと服の交換をしようともちかけました。するとビックリ!二人はそっくりだったのです。嬉しくなった王子様は外へ飛び出していきました。

二人に次々にピンチが訪れます。二人はピンチを乗り越え、元に戻ることができるのでしょうか?

おすすめポイント

『10歳までに読みたい世界名作』シリーズでは、読みやすくリライトされ、オールカラーで楽しめます。最初に「物語ナビ」「登場人物」を読むことで、ストーリーに入り込みやすいです。

『王子とこじき』では、貧富の差がテーマになっています。今は目にする機会が減りましたが、ホームレスの人は確実に存在します。そのことを伝えるいい機会になりました。昔は、天王寺にホームレスがたくさんいて、カラオケをする姿をよくみかけました。現在は、どこで暮らしているのでしょうか?

ちなみに、こじき・浮浪者・ホームレスの違いは、以下になります。日本では、こじき(物乞い)はほとんどいないそうです。

こじき生活するために、食べものや金銭を無心する人のこと
浮浪者特定の居住所をもたず、あちこちさまよい歩くあ人のこと
ホームレス特定の居住所をもたず、公園や路上の生活をする人のこと

子どもの貧困を描いた本

作者紹介

作者は、アメリカの小説家 マーク・トウェイン(Mark Twain)さんです。1835年生まれ-1910年没。

作品に、『トム・ソーヤの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』などがあります。

絵は、たはらひとえさんです。イラスタレーター、漫画家。今はお休みされているようです。

挿絵作品に、『ベートーベンと名探偵! タイムスリップ探偵団音楽の都ウィーンへ』『マリー・アントワネットと名探偵! タイムスリップ探偵団眠らない街パリへ』「怪奇警察メイ☆カイ」シリーズ、朝涼ばく名義で『晴れのちハムスター』などがあります。

小3ダイちゃんの、シリーズの中の順位

  1. 岩くつ王
  2. 王子とこじき
  3. 三銃士
  4. 15少年漂流記
  5. ロビンソン・クルーソー
  6. ガリバー旅行記
  7. アルセーヌ・ルパン
  8. シャーロック・ホームズ
  9. おおかみ王ロボ
  10. 宝島
  11. トム・ソーヤの冒険

シリーズ一覧

「10歳までに読みたい世界の名作」シリーズは、現在31冊刊行されています。(2024年7月現在)

  1. 赤毛のアン
  2. トム・ソーヤの冒険
  3. オズのまほうつかい
  4. ガリバー旅行記
  5. 若草物語
  6. 名探偵シャーロック・ホームズ
  7. 小公女セーラ
  8. シートン動物記「オオカミ王ロボ」
  9. アルプスの少女ハイジ
  10. 西遊記
  11. ふしぎの国のアリス
  12. 怪盗アルセーヌ・ルパン
  13. ひみつの花園
  14. 宝島
  15. あしながおじさん
  16. アラビアンナイト シンドバッドの冒険
  17. 少女ポリアンナ
  18. ロビンソン・クルーソー
  19. フランダースの犬
  20. 岩くつ王
  21. 家なき子
  22. 三銃士
  23. 王子とこじき
  24. 海底二万マイル
  25. ナルニア国物語 ライオンと魔女
  26. 十五少年漂流記
  27. 長くつ下のピッピ
  28. ロスト・ワールド 恐竜の世界
  29. レ・ミゼラブル ああ無情
  30. 三国志
  31. ドリトル先生 大航海記

以上、『海底二万マイル (10歳までに読みたい世界名作) 』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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