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Audible で聴ける、「ひきこもり」が出てくる小説をまとめました。辛い現実を突きつけられる作品、絶望からも再生する作品などを紹介します。
二児のシンママ、ナノハです。
月 100冊 以上×10年以上の読み聞かせ経験あり。
小学生向けの本・Audible作品を発信中。
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ひきこもり家族( 再生時間:12時間33分 )
長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知。双方の家族が縋ったのは、新宿にある自立支援センター。強引に自宅から引き出された二人は、ほかの三人とともに、元警察官が営む熊本の研修施設で囚人のような生活を強いられる。施設長は巨体の大女だ。悪魔のような彼女に監視され、辛い日々が続く中、監獄のような扱いに抗い五人は施設長を殺めてしまう。必死にもがき、社会に怯えるように生きてきた彼らの終わりが始まる――。
社会派小説家が描く、「ひきこもり」のリアルな実態と闇にゾ〜っとする一冊!
作中で描かれるのは、社会を知らないひきこもり当事者たちが送る地獄のような日々、そして実際にありそうな「弱者を狙う悪の組織」の存在です。
大人だけど子どものような人々が急激な変化に巻き込まれていく姿を見て、「大人になっても中身は子どものままだ」と思うことはあっても、私たちは社会に揉まれる中で、自分でも気づかないうちに成長できているのかもしれない、と気づかされました。
現代社会の歪みを突きつけられる、スリリングな社会派サスペンスです。
ネコの手を借ります。( 再生時間:8時間57分 )
孤独な人生が、ネコとの出会いで大転換!
志望する国立大学に進学するも、人間関係につまずき中退し、引きこもりになってしまった今津宗也。気がつけば10年の時が経ち、家族との仲もどんどん悪くなっていった。そんなある日、宗也は側溝に閉じ込められ助けを求め鳴き続ける子ネコの声に気づく。大雨の中、その声をどうしても放っておくことができずに、宗也は子ネコを救出し、マリンと名づけ育てることを決意する。そしてこの決断が、孤独な彼の人生に大きな変化をもたらすことになり――。
マイナス続きの人生が、ネコとの出会いで大転換! 『ひかりの魔女』『迷犬マジック』の著者が贈る、小さな奇跡の物語。
まさに“ネコの恩返し”!一匹の子ネコが、10年の孤独を溶かしていく優しい再生ストーリー。
10年間ひきこもりだった主人公が、大雨の日に出会った瀕死の子ネコ。その小さな命を「守りたい」という強い気持ちが、彼を再び外の世界へと一歩踏み出させます。
守るべきものを持つことで、人は驚くほどの勇気が出せるのだと教えてくれました。
ブログでの交流を通して少しずつ社会と繋がりを取り戻していく姿に、じんわりと温かい勇気をもらえる一冊です。
ひろいもの( 再生時間:10時間37分 )
ものとの出会いで自分が変わる運命の物語
対人関係に自信が持てないバイト店員、イベント司会ばかりの女優、喧嘩早い性格で転職を繰り返す元不良、いじめが原因で3年間引きこもる元高校生、恋人の死にうちひしがれる悲嘆の女性――。人生に躓いた人たちが、「ひろいもの」をすることで始める自己改革。セカンドバッグ、サングラス、警察手帳、ハンドグリップ、腕時計。思いが込められた道具を拾った人々に運命の転機が訪れる。
5つの物語をオムニバスで綴っていきながら、それぞれはリンクしていく。
『どろ』『かび』『とげ』の巻き込まれ型小説の名手として評価の高い著者が、あらたな手法で我々を魅了する、珠玉のハートウォームストーリー。
ひろいものを通して再生していく優しいアンソロジーです。その中の一遍に、引きこもりの元高校生がハンドグリップを拾うことによって、外の世界と繋がっていくお話があります。物語の大きな展開は、彼が勇気を出してDV男から女性を救い出すシーンです。
人を救ったことで自分自身にも勇気がつき、一歩一歩前へと進んでいく主人公の姿に、聴き終わったあとは温かい心に満たされます。
「ひきこもり探偵」シリーズ
外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。
定番の名作!坂木司「ひきこもり探偵」シリーズ
極力他人との接触を避け、在宅で仕事をしながら生活している主人公・鳥井真一。
彼はひきこもりながらも独立して生計を立てており、一般的なイメージとは少しタイプの違う「自立型」のひきこもりです。
そんな彼を、少しでも外の世界へと連れ出そうと奮闘する友人の坂木司。この二人が日常の小さな謎を解決していく連作ミステリです。
謎解きが進むにつれて、鳥井がひきこもりになった過去の理由が少しずつ明かされていきます。彼をそっと見守る坂木のまなざしがとにかく温かく、読めば読むほど「この二人を応援したい!」という気持ちで胸がいっぱいになりますよ。
以下の3部作で完結しています。
第1作:『青空の卵』
第2作:『仔羊の巣』
第3作:『動物園の鳥』
以上、Audibleでじっくり味わう「ひきこもり」小説4選でした。
どの作品も、家族間のリアルな問題や社会との壁が綺麗事なしで描かれており、深く考えさせられるものばかりです。綺麗で優しいだけの物語ではないからこそ、主人公たちが一歩を踏み出す瞬間に、私たちは強い説得力と勇気をもらえます。
音声だからこそ、登場人物たちの細かな心理描写や張り詰めた空気感が、よりリアルに伝わるはずです。
ぜひAudibleの無料体験などを活用して、人間の泥臭さと温かさが詰まったこれらの物語に、耳を傾けてみてください。


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