【20分で読む幼年童話】くやしい王さま がいこつじけん

『くやしい王さま がいこつじけん』紹介 20分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上、累計100冊以上読破。

私は子どものころ食いしん坊で、こっそり食べものを探して盗み食いしていました。子どもたちは、全くそういうことをしません。怒られると思っているのでしょうか?

今回は、こっそりおやつを食べておなかを壊してしまって、ごはんを減らされてしまう『くやしい王さま がいこつじけん』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • 不思議な話が好きな お子さん
  • 空想が好きな お子さん
  • ガイコツが好きな お子さん
  • 子どもの食いしん坊を直したい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年中さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字すべて出てきます。すべての漢字にルビが振られています。
ページ数94ページ
読み聞かせ時間約20分(ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード王さま ガイコツ キリン 食いしん坊 不思議な話
おすすめ度★★★★☆
子どもウケ★★★★☆

本のあらすじ

王さまは、とっても食いしん坊。ある日、洗濯係のお姉さんからマドレーヌ3個、コックさんからコロッケを1個、おそうじのおばさんからアイスクリームをもらってこっそり食べました。

次の日、王さまはおなかをこわしてしまいます。くすりを飲むとおなかが痛いのは治りました。ですが、朝ごはん・給食を減らされて王さまはペコペコ。

おいしいお菓子を食べれるかもしれない、とたくらんで、王さまは足の骨をおって入院しているジュンくんをおみまいに行きます。しかしそこにいたのは ガイコツになったジュンくん。

おすすめポイント

今回はジュン君の病室が真っ暗で、ガイコツになっているという、少し怖い展開になっています。

王さまがチョコレートでがいこつジュンくんの骨折を治したり、消しゴムのキリンが本物になったり、想像力の広がるお話です。

お菓子を食べすぎるお子さんに、食べ過ぎるとおなかが痛くなって、自分が苦しい思いをするよ、というメッセージが伝わります。

次男のダイちゃんは、「王さまはどこがかしこいの!?」と不思議がっていました。子どもには皮肉なタイトルが伝わらないようです。

親目線で読むと、ずるがしこいようで、ちょっと抜けてる王さまの姿がほほえましいです。

作者紹介

作者は 寺村 輝夫(てらむらてるお)さんです。1928年東京都生まれ。戦後早稲田大学に入学し”早大童話会”に所属、創作童話を志す。『ぼくは王さま』シリーズや『わかったさん』シリーズ、『寺村輝夫のとんちばなし・むかしばなし』シリーズ、『かいぞくポケット』シリーズが人気です。2006年亡くなりました。

絵は 和歌山 静子(わかやましずこ)さんです。1940年京都に生まれ、幼少期は函館で過ごした。武蔵野美術大学卒業。『王さまシリーズ』『オムくんトムくんシリーズ』など寺村さんとタッグを組んでいます。2024年に亡くなりました。

シリーズ一覧

小さな王さまシリーズは10冊刊行されています。王さまの子ども時代が描かれています。

  • そっくり王さま大さわぎ
  • はらぺこ王さまふとりすぎ
  • うそつき王さまいぬをかう
  • おりこう王さまおとしもの
  • さむがり王さまおばけの子
  • くやしい王さまがいこつじけん
  • わすれた王さまうみのなか
  • あわてた王さまきしゃにのる
  • やくそく王さまたんじょうび
  • まちがい王さま本になる

以上、『くやしい王さま がいこつじけん』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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