夏の日の奇跡を描いた『星おとし』徹底レビュー

『星おとし』紹介 10分台で読む幼年童話

約15分で読む、古きよき田舎の家で起きた 奇跡のお話を紹介します。

夏休み、はじめて一人でおばあちゃんの家へと向かったことみ。
大好きなおばあちゃんと過ごす楽しい時間に、突然の悲しい出来事がおそいます。おばあちゃんが病院に運ばれてしまったのです。
「早くよくなりますように」――ことみが心から願ったとき、温かい奇跡が起こります。
今回は、家族を想う純粋な気持ちが胸を打つ児童書『星おとし』をご紹介します。

親子の会話がもっと弾む!おすすめの Audible 作品

不登校になった少女が、森の奥に住むおばあちゃんのもとで「魔女の修業」をする、温かく切ない名作です。「もし魔女の修業をするなら何したい?」「自分で決めるってどういうこと?」など、生き方や家族について優しい会話が弾みますよ。

本をおすすめしたい方

  • 昔の日本の家屋に興味がある お子さん
  • 家族の話を読みたい お子さん
  • 夏の話が読みたい お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
ふりがなすべての漢字にルビが振られています。
文字の大きさ約5㎜
ページ数80ページ
読み聞かせ時間約15分(人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり))
キーワード夏 星 おばあちゃん 
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★☆

あらすじ

いつもはお姉ちゃんと一緒だけど、今年の夏休みははじめて一人でおばあちゃんの家へ泊まりにきたことみ。

ちょっぴり心細い夜、おばあちゃんが「困ったときに星をくすぐって落とすと、願いを叶えてくれるんだよ」と、不思議な秘密を教えてくれました。

そんな矢先、一緒に畑で野菜を収穫している最中、おばあちゃんが突然倒れて病院に運ばれてしまいます。一人取り残された不安な夜、ことみはおばあちゃんの話を思い出し、夜空の星をくすぐり始めます。「おばあちゃんを、早く元気にしてください――」

はたしてことみの祈りは夜空に届き、奇跡を起こすことができるのでしょうか?

おすすめポイント

どこか懐かしい、日本の夏の風景
かとり線香の匂い、涼しい縁側、みずみずしい畑での収穫シーン――。私たちの心にある「古き良き日本の夏休み」が鮮やかに描かれており、ノスタルジックな世界観に浸ることができます。

ことみの「優しさと強さ」に心が温まる
大好きなおばあちゃんが倒れてしまったとき、パニックにならずに勇気を出して助けを求めたことみ。その強さに胸を打たれます。

大切な人のために、いま自分ができることを
「早くよくなりますように」と願い、いまの自分にできる限りのことをひたむきに頑張る姿は、子どもにも大人にも、大切なことを教えてくれます。

作者紹介

作者: 宇佐美 牧子(うさみ まきこ)さん

小学校の教員を経て、作家になられたそうです。

低学年向け

  • 星おとし

中学年向け

  • ときめき団地の夏祭り
  • キワさんのたまご
  • クラゲに願いを!
  • 合い言葉はかぶとむし
  • まだまだここから

高学年向け

  • はれ晴れ池をさがして

絵:下平けーすけ(しもひらけーすけ)さん

1975年、茨城県に生まれる。小学生向けに、以下の作品があります。

低学年向け作品

中学年向け作品

  • パパはカッパか!?
  • はっけよい、子ガッパ!

高学年向け作品

ぼくと賢おじさんと山の学校

本を読んで、ひとこと

誰かに助けを求める勇気をもとう!

以上、『星おとし』の紹介でした。

小さなことみが勇気を出して起こした奇跡は、子どもだけでなく、大人の心にもじんわりと温かい灯をともしてくれます。ぜひ親子でページをめくってみてはいかがでしょうか。

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