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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。
\ この記事を書いたのは! /
・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ)
・月 100冊 以上 読み聞かせを行う(2013年~)
30分で読む!中学年・高学年のおばけ好き・ミステリー好きにおすすめの幼年童話を紹介します。
「ナツカのおばけ事件簿」シリーズは、小学生の女の子とそのパパがゴーストバスターとしてが事件を解決するおはなしです。一話完結なので、何巻から読んでも楽しめます。
第16弾の第1話『図書館の怪談』では、テーマパークで高学年女子に付きまとう黒髪人形のおばけを、第2話『婚活ろくろっ首』では結婚をしたいろくろっ首の悩みを聞きますよ。
本をおすすめしたい方
- 探偵の話が好きな お子さん
- 不思議な話が好きな お子さん
- 怖い話が好きな お子さん
本の難易度
当サイトおすすめの対象年齢 | (読み聞かせ)1年生~ (一人読み)3年生~ |
ふりがな | 簡単な漢字にはルビが振られていません。 |
文字の大きさ | 約4.5㎜ |
ページ数 | 113ページ |
読み聞かせ時間 | 約30分(人により前後します) |
ジャンル | 幼年童話(すべてのページに挿絵あり) |
構成 | 2話(①図書館の怪談 ②婚活ろくろっ首) |
キーワード | おばけ ゴーストバスター 図書館 |
出版社の紹介ページ | https://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251038562 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
子どもウケ | ★★★★★ |
主な登場人物
- 日暮 ナツカ…おしゃれが大好きな小学生の女の子。パパと一緒にゴーストバスターをしています。勇気があってしっかりもの
- 日暮 道遠…ナツカのパパ。おばけがでる自宅兼事務所に住んでいて、ゴーストバスターをしています。ぐうたらだが、ひらめき力があり、たくさんの事件を解決していきます。
- 日暮 春香…ナツカのママ。世界で活躍するファッションデザイナー。離婚したパパと復縁したくて、最近はよく事務所にきている。
- 本賀 好子館長…最新式の市立図書館の館長。
- 六路 長枝…あることに悩んでいる
本のあらそじ
1話目。ある市立図書館で、夜ひとりで図書館に残っていると、のっぺらぼうが出るようになったといいます。のっぺらぼうは、和服の女性、よろいをつけた武士、幽霊などさまざまです。
どうすれば、幽霊が出なくなるでしょうか?
2話目。ある日、事務所に和服美人がやってきました。ある悩みがあるといいます。
和服美人の悩みは、解決されるのでしょうか?
おすすめポイント
注目ポイントは、物語の導入部です。
「タクシーに乗ると、地獄の門番がいた!…ということはなく、優しい〇〇さんが対応してくれました。」というようにはじまり、子どもの心を鷲掴みします。
お決まりのパターンなのですが、悪魔やおばけのイラストが迫力があり、毎回笑ってしまいます。
不思議な現象を解決するように依頼を受け、現地調査をします。道遠とナツカのひらめきで原因を突き止め、おばけと対話して、解決していきます。依頼者とおばけ(幽霊)の双方の気持ちを考えた解決策に、ほっこりした気分になります。また、ナツカとパパの勇気のある行動に関心させられます。
最後にまとめとして、「事件の原因」「事件の後日談」「帳簿公開」でまとめられています。
命がけの仕事ということもあって、依頼料の高さに驚かされますよ。
豆知識
本文に出てくる 小泉 八雲は、1850年6月27日にギリシャ西部のレフカダ島で生まれ、名前は、パトリック・ラフカディオ・ハーンといいます。
19歳の時、アメリカに移民。ルイジアナ州ニューオーリンズ、さらにカリブ海のマルティニーク島へ移り住み、文化の多様性に魅了されました。ニューオーリンズ時代に万博で出会った日本文化、ニューヨークで読んだ英訳『古事記』などの影響で来日しました。
1896年には松江の士族の娘、小泉セツと正式に結婚し、日本に帰化。三男一女に恵まれました。著作家としては、翻訳・紀行文・再話文学のジャンルを中心に生涯で約30の著作を遺しました。
『怪談』(くわいだん)は、1904年に出版された怪奇文学作品集です。八雲の妻である節子から聞いた日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話し、独自の解釈を加えて情緒豊かな文学作品としてよみがえらせました。17編の怪談を収めた『怪談』と3編のエッセイを収めた『虫界』の2部からなります。
作者紹介
作者:斉藤 洋(さいとう ひろし)さん
1952年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。現在、亜細亜大学教授。「ルドルフ」シリーズ、「ペンギン」シリーズ、「ナツカのおばけ事件簿」シリーズが人気です。
低学年 向け
- ちいちゃんのおもちゃたち
- 「おばけずかん」シリーズ
- 「キュリオ」シリーズ
- 「おばけとしょかん」シリーズ
- 「ふしぎパティシエールみるか」シリーズ
- 「はたらく もぐら」シリーズ
- 「かんたんせんせい」シリーズ
- 「ペンギン」シリーズ
- 「ふしぎな訪問者」シリーズ
- 「ゆるびーくん」シリーズ
中学年 向け
- ワンちゃんパンちゃん論語日記
- 火星のカレー 宇宙人たちのひみつ
- 「ナツカのおばけ事件簿」シリーズ
高学年 向け
- ジョイフルジョブ! 美容師 仁の道
- 「 翔の四季 」シリーズ
- 「おばけずかん ハイ!」シリーズ
- 「ルドルフ」シリーズ
- 6+1の不思議
絵:かたおか まなみ さん
静岡県に生まれる。現在、学習・育児雑誌などのイラストで活躍している。
シリーズ一覧
「ナツカのおばけ事件簿」シリーズは、18冊 刊行されています。
第19弾『月夜のおばけ自転車』が発売間近です!
- メリーさんの電話
- 恐怖のろくろっ手
- ゆうれいドレスのなぞ
- 真夜中のあわせかがみ
- わらうピエロ人形
- 夕ぐれの西洋やしき
- 深夜のゆうれい電車
- ゆうれいパティシエ事件
- 呪いのまぼろし美容院
- 魔界ドールハウス
- とりつかれたバレリーナ
- バラの城のゆうれい
- テーマパークの黒髪人形
- むらさき色の悪夢
- 初恋ゆうれいアート
- 図書館の怪談
- 暗闇の妖怪デザイナー
- フラワーショップの亡霊
本を読んで、ひとこと
個性を長所としてとらえよう!
以上、『ナツカのおばけ事件簿 図書館の怪談』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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