【15分で読む 仕事のおはなし】レインボールームのエマ

『レインボールームのエマ』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。子どもが1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

マスク依存症って、増えていますよね。気持ちはすごく分かります。自分に自信がないので、マスクをしていると安心できます。私は暑さに負けて、やめれましたが…

今回は、自分に自信がなくてマスクを手放せなくなった女の子と、女の子になりたい男の子がスクールカウンセラーと出会い、少しずつ変わっていくおはなし『レインボールームのエマ』を紹介します。

 

本をおすすめしたい方

  • スクールカウンセラーに興味がある お子さん
  • 多様性について興味がある お子さん
  • ジェンダー・フリーの話を読みたい お子さん
  • マスク依存症の話を読みたい お子さん
  • 将来の夢を考えたい お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(漢数字以外、ルビが振られています。)
文字の大きさ約4㎜
ページ数80ページ
読み聞かせ時間約15分(ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード学校 スクールカウンセラー LGBT 小学3年生 小学5年生 多様性
出版社の紹介ページhttps://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000190672
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★☆

あらすじ

小学校の中に、レインボールームという相談室があります。火曜日に先生が来て、困った人の相談にのってくれます。

小学3年生の出口さんは、女の子になりたいと思っている男の子。スカートをはいたり髪の毛を伸ばしたりしたいし、女の子と仲良くしたい。心無い言葉を言われることがあり、悩んでいます。

小学5年生のなごみちゃんは、自分に自信が持てず、マスクがはずせません。人前でマスクをはずすのが嫌で、給食を保健室で食べています。

二人の悩みは解決するのでしょうか?心に寄り添ってくれるおはなしです。

おすすめポイント

「おしごと」シリーズでは、本を読むことでいろんな職業を疑似体験し、新しい視点を見つけることができます。

今回は、LGBTやマスク依存症の子どもが、スクールカウンセラーに寄り添ってもらうことで、一歩前進する姿が描かれています。

多様化を叫ばれる中で、まだまだ理解されない問題なので、子どもの頃から知ることは重要だと感じました。また、コロナ禍以降マスク依存症の人が増えているといいますよ。私もその傾向があります。自分に自信がないからです。「そのままのあなたでいいんだよ」と言ってくれる人が増えたらいいですね。

巻末には、「どんな人がスクールカウンセラーにむいているか」、「なるにはどうしたらいいのか」も紹介されています。

作者紹介

作者は、戸森 しるこ(ともりしるこ)さんです。1984年埼玉県生まれ。武蔵大学経済学部経営学科卒業。東京都在住。

低学年向けの作品に、『れんこちゃんのさがしもの』、中学年向けの作品に、『トリコロールをさがして』『ミリとふしぎなクスクスさん ~パスタの国の革命~』、高学年向けの作品に、『ぼくたちのリアル』『十一月のマーブル』『理科準備室のヴィーナス』『ゆかいな床井くん』『ジャノメ』『ぼくらは星を見つけた』『ココロノナカノノノ』などがあります。

絵は、佐藤 真紀子(さとう まきこ)さんです。1965年東京都生まれ。

挿絵作品がたくさんあります。低学年向けに『しょうがっこうが、きらいです!』、中学年向けに『トカゲのしっぽ 約束のかたち』『先生、感想文、書けません!』『ごいっしょさん』、高学年向けに『わたしに続く道』『5年1組ひみつだよ』『5年2組ふしぎだね』『5年3組びっくりだ』『どすこい!』などがあります。

LGBT を題材にした本

低学年向け

中学年向け

シリーズ一覧

『おしごとのおはなし』シリーズは20冊刊行されています。

本を読んで、心に残った一文

「ひとりひとりちがうだけ。それは悪いことじゃないし、怖がることでもない」

以上、『レインボールームのエマ』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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