【40分で読む 子どもの本】なんでもただ会社

『なんでもただ会社』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。子どもが1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

昔は、家に固定電話があるのがあたりまえでしたよね。わが家では黒電話を使っていました。(色はベージュでしたが…)電話を受けることで、応対する力を身につけていたきがします。わが家の子どもは、電話で話したことがないので、経験する機会を奪ってしまっているのかとも感じます。

今回は、いたずら電話をしたら、偶然「なんでもただ会社」という不可思議な会社に繋がって、怖ーい思いをするおはなし『なんでもただ会社』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • 不思議な話を読みたい お子さん
  • 子どもに消費者教育をしたい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生くらい~
(一人読み)4年生くらい~
文字の種類ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字のサイズ3.5mm
ページ数96ページ
読み聞かせ時間約40分(人により前後します)
ジャンル児童書(ほとんどのページに挿絵あり)
キーワード家族 電話 
出版社の紹介ページhttps://nipponhyojun.bookstores.jp/stuffs/c5DauBp31u
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

あらすじ

ティエリーは、お兄ちゃんと留守番していましたが、お兄ちゃんは勉強に忙しく、退屈していました。そんなとき、いたずら電話をしよう、と思いつきました。

誕生日をダイヤルすると、「なんでもただ会社」に繋がりました。名前を登録して会員になると、一日ひとつ好きなものを注文できるというのです。しかし、終わりに「ん」が付くものを注文したら、届けたものをすべて返品するか、宇宙のはてにあるティクサールという星へ行って死ぬまで働かないといけないといいます。

ティエリーは、喜んで毎日電話して注文を繰り返しますが…

おすすめポイント

「タダより怖いものはない」ということを教えてくれます。タダでもらって、得したいという思い出、欲しくもないものをどんどん注文することは、無意味なことだと教えてくれます。

次男のダイちゃんに、「なんでもただ会社」の会員になりたい? と聞くと、絶対なりたくないと言っていました。きちんと身を守る人になって欲しいです。

私が感想文を書くなら

  • 欲しいものをもらえることは嬉しいですが、「もしかしたら死ぬまで働かないといけない」と思うと怖くて会員になれないな、と思いました。
  • 返品する可能性があると思うと、純粋に楽しむことができないな、と思いました。

作者紹介

作者:ニコラ・ド・イルシング さん

1956年、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。7歳で母国フランスに帰国されました。翻訳された作品に『ふしぎなテレビのいじわる作戦』があります。

絵:三原 柴野

1967年、東京生まれ。高校在学中よりイラストの仕事をはじめる。学習院大学卒業後、酒造メーカーに勤務。挿絵作品に『真夜中、くすり屋では…』があります。

本を読んでひとこと

タダより怖いものはない!

以上、『なんでもただ会社』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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