【30分で読む 児童書】ふしぎなテレビのいじわる作戦

『ふしぎなテレビのいじわる作戦』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

\ この記事を書いたのは! /

・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上 読み聞かせを行う(10年以上)

今回は、テレビ局がストライキでお休みのため、腹立ちまぎれに全部のチャンネルを一緒に押すと、「どこにもない局」の「ふしぎチャンネル」に繋がって、怖ーい思いをするおはなし『ふしぎなテレビのいじわる作戦』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • 不思議な話を読みたい お子さん
  • 子どもに消費者教育をしたい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生くらい~
(一人読み)4年生くらい~
ふりがな簡単な漢字にはルビが振られていません。
文字のサイズ4mm
ページ数120ページ
読み聞かせ時間約40分(人により前後します)
ジャンル児童書(5分の1くらいのページに挿絵あり)
キーワードテレビ クイズ 学校 家族
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

あらすじ

ジャンヌは、学校からかえっておやつを食べながら、テレビをつけました。ところが、うつっているのはどこかの景色で、かすかにバックミュージックが聞こえるだけです。運悪く、テレビ局がストライキでお休みだったことを思い出しました。

腹立ちまぎれに全部のチャンネルを一緒に押すと、「どこにもない局」の「ふしぎチャンネル」に繋がりました。テレビに映し出された赤い口が、「こちらふしぎチャンネル。クイズに正解すれば何でも願いごとをかなえてあげます。間違えた場合は、背丈が二センチだけ縮まりますが、簡単な問題なので、そんなに重要なことじゃないですよ。」 と言いました。

ジャンヌはクイズに挑戦することを決意します。簡単に思える問題なのに、何度も失敗してしまいます。

ジャンヌは、クイズに失敗しつづけて消えてしまうのでしょうか?

おすすめポイント

「タダより怖いものはない」ということを教えてくれます。サギにだまされないように、見極める力の大切さをおしえてくれます。

ジャンヌは、背が低くなっても、なんとか元に戻したいという思いから、クイズへの挑戦をやめることができません。サンクコスト(既に投資した事業から撤退しても回収できないコストのこと)にこだわるのをやめることの大切さも教えてくれます。

私が感想文を書くなら

  • 「なんでも願いを叶えてもらえる」というのは魅力的で、間違えてもたった2センチなら私も誘惑にまけてしまうかもしれません。
  • 最後は消えてしまう、と言われてもやめられないまで追いつめられるのは恐ろしいな、と思いました。誘惑に負けない強い心を持ちたいです。

作者紹介

作者:ニコラ・ド・イルシング さん

1956年、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。7歳で母国フランスに帰国されました。翻訳された作品に『なんでもただ会社』があります。

とてもおもしろいので、他の作品も翻訳されて欲しいです!

絵:かみや しん さん

1942年東京生まれ。自然と人間とのかかわりを楽しむ絵本、挿絵を多く手がけられています。小学生向けの作品にいかのものがあります。

本を読んでひとこと

願いは自分でかなえるもの!

以上、『ふしぎなテレビのいじわる作戦』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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