【中学年～ 短編集】こわがりやの忍者

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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ（@nanoha630）です。

＼　この記事を書いたのは！　／

・大阪在住の専業主婦
・二児の母（2013年生まれ 男・2016年生まれ 男）
・月 100冊 以上の読み聞かせを行う（10年以上）

中学年男子の忍者好きにおすすめ 児童書を紹介します。

『こわがりやの忍者』は、個性ある子ども忍者を描いた 7つのおはなしの短編集です。幼年童話からのステップアップにおすすめです。

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本をおすすめしたい方

• 忍者に興味がある お子さん
• 個性を大切にしたい お子さん

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本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢	（読み聞かせ）2年生～ （一人読み）4年生～
ふりがな	簡単な漢字にはルビが振られていません。
文字の大きさ	約3.5mm
ページ数	159ページ
読み聞かせ時間	1時間以上（人により前後します）
ジャンル	児童書（5ページに1回くらい挿絵あり）
構成	7話（①こわがりの忍者　②かっこうつけの忍者　③おっちょこ忍者　げんき丸　④ぽっちゃり忍者のダイエットしゅぎょう　⑤わすれんぼうな忍者の……ぼぉー　⑥なまけものの忍者　⑦思い込み！忍者くん）
キーワード	忍者　関西弁（4話目　7話目）
出版社の紹介ページ	https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4055005.html
おすすめ度	★★★★★
子どもウケ	★★★★★

本のあらすじ

1話目

小学3年生のさゆりは、クリーニング屋さんへのおつかいを頼まれました。しかし、道の途中に大きな犬がいて、リードもしていないので怖いのです。

途方にくれていると、小さな忍者が出てきました。さゆりを助けてくれるといいます。

さゆりは、無事におつかいに行くことができるのでしょうか？

2話目

3年い組の生徒たちは、『おんぎょう術』つまり、敵に見つからないように隠れる修行をしていました。かっこつけのハンゾーくんは、ヘアスタイルが崩れるのが嫌でずきんをかぶりません。

しかし帰り道、なにやら怪しい人影がハンゾーくんの家の様子をさぐっています。

ハンゾーくんは、敵を退治することができるのでしょうか？

3話目

今日は進級テストで、町はずれの『おいしい堂』につたわる秘伝の書『カステラのつくりかた　虎の巻』を手に入れるという課題が出されました。げんき丸は、おいしい堂の場所も聞かずに飛び出して行ってしまいました。

げんき丸は、秘伝の書を手に入れることができるのでしょうか？

4話目

立平は、食べるのが大好きでぽっちゃりしています。心配したパパとママが話し合った結果、夏休みの間、いなかのおじいちゃんのところに行かされることになってしまいました。

おじいちゃんの家にはテレビがなく、1日2食、おやつもなし。

立平は、ダイエットに成功するのでしょうか？

5話目

『わすれんぼぉー』は、忘れんぼうの忍者でした。教科書や宿題を忘れるのはもちろん、ごはんを食べたことも忘れてしまいます。

「サラリーマンに変身して会社に行き、忍術を使ったことをだれにも知られずに、誰かのために帰ってくる」という授業がありました。

わすれんぼぉーは、無事に帰ってくることができるのでしょうか？

6話目

忍者学校の1年生の忍助には、ふたりの兄がいます。6年生のお兄ちゃんは手裏剣の天才。4年生のお兄ちゃんはかわり身の術。

忍助は、どんなとくいわざを身につけることができるでしょうか？

7話目

忍者に憧れている少年がいました。忍術を教えてくれる師匠を探していると、黒猫を見つけました。声を掛けると、魔女のつかいだといいます。

少年は、忍者に近づくことはできるでしょうか？

作者紹介

1話目 作者：石崎 洋司（いしざき ひろし）さん

1958年、東京都生まれ。高校生のころから民話に興味を持ち、各地の採訪調査に参加する。慶應義塾大学経済学部卒業後、出版社に勤めたのち、作家としてデビュー。

2話目 作者：宮下 恵茉（みやした えま）さん

大阪府生まれ。

3話目 作者：小森 まなみ（こもり まなみ）さん

東京都生まれ。日大藝術学部放送学科卒業。日本児童文芸家協会所属。

タカラリカちゃん20周年記念イメージキャラクター、TVアニメ『魔法のプリンセス新ミンキーモモ』、『21世紀まんがはじめて物語』、『桃太郎伝説』、劇場版『おジャ魔女どれみ#』の主題歌などを通じ、子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。

4話目 作者：沢田 俊子（さわだ としこ）さん

京都府生まれ。

5話目 作者：光丘 真理（みつおか まり）さん

宮城県生まれ。日本の児童文学作家、元女優、東京デザイナー学院講師。

6話目 作者：樫崎 茜（かしざき あかね）さん

長野県生まれ。

7話目 作者：令丈 ヒロ子（れいじょう ひろこ）さん

1964年、大阪市に生まれる。嵯峨美術短期大学卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で注目され、作家デビュー。

おすすめポイント

個性的な子ども忍者が、忍者になるために奮闘する姿が描かれています。

忍者学校での授業を疑似体験できますよ。

忍者が特別なのではなく、周りの環境や努力で自分を成長させることができると教えてくれます。

また、それぞれに得意とすることは違うので、個性を大切にして自分の得意とすることを伸ばそう、と教えてくれます。

シリーズ一覧

「じぶんを見つける物語」シリーズは、5冊 刊行されています。

• ７人のプリンセスのお話　あわてんぼうなお姫さま
• ヘンなおばけの７つのお話　くいしんぼうなおばけ
• ７人のコックさんのおいしいお話　わすれんぼうなコックさん
• ７人の魔女のフシギなお話　はずかしがりやの魔女
• ７人の忍者のドキドキなお話　こわがりやの忍者

本を読んで「ひとこと」

個性を大切にして、得意を伸ばそう！

以上、『こわがりやの忍者』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。