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こんにちは、Audible マニアの ナノハです。
\ この記事を書いたのは! /
・大阪在住のシングルマザー(2025年に離婚)
・二児の母(2013年生 男・2016年生 男)
・Audible 読書、月30冊以上( 2023年9月~ )
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2004年に創設された、全国の書店員が「一番売りたい本」を選んで投票する文学賞「本屋さん大賞」。素敵な作品が多く、毎年参考にさせてもらっています。
今回は、2023年受賞作品で Audible で聴ける作品をまとめました。(最終更新:2025年8月)
↓ 本屋大賞に関する記事はこちら
【Audible で聴く】2024年 本屋大賞受賞作品
【Audible で聴く】2025年 本屋大賞受賞作品
| タイトル | 再生時間 |
| 汝、星のごとく | 12時間8分 |
| ラブカは静かに弓を持つ | 10時間41分 |
| 光のとこにいてね | 12時間44分 |
| 爆弾 | 12時間51分 |
| 月の立つ林で | 6時間39分 |
| #真相をお話しします | 5時間51分 |
大賞『汝、星のごとく』
その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

ワケあり家庭で母親に振り回されて育ち愛情を搾取され続けた二人。愛し合いながらもひとつになれない姿が切ないです。そんな中でも素敵な出会いがあり、常識を覆して進んでいく姿に感動しました!
凪良 ゆう(なぎら ゆう)さん
1973年滋賀県大津市出身、京都市在住。Audibleでは、『流浪の月』『汝、星のごとく』を聴くことができます。『神さまのビオトープ』『すみれ荘ファミリア』が配信予定です。
第2位『ラブカは静かに弓を持つ』
武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……

潜入先の音楽教室で素敵な講師・仲間と出会ってしまい、スパイする罪悪感と仕事の使命で揺れる橘の心の機微が切ないお話。音楽ってすばらしい、って改めて思いました!
安壇 美緒(あんだん みお)さん
1986年生まれ。北海道函館市出身。早稲田大学第二文学部を卒業。Audible では『そんなに好きってわけでもない友達』を聴くことができます。
第3位『光のとこにいてね』
たった1人の、運命に出会った
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。
運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語

違う世界に住む二人の少女の、奇跡的な出会いのおはなし。幸せはお金だけじゃ得られないんだなぁ、としみじみ思いました。人を幸せにするのは難しい。それでも、そのために頑張ろうと思える作品でした。
一穂 ミチ(いちほ みち)さん
1978年生まれ、大阪府出身。関西大学社会学部卒業。Audible では、『スモールワールズ』『恋とか愛とかやさしさなら』『ツミデミック』を聴くことができます。『パラソルでパラシュート』が配信予定です。
第4位『爆弾』
東京、炎上。正義は、守れるのか。
些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。

冴えない見た目の男性と、警察との知恵比べ!スピード感があって、ハラハラ・ドキドキが止まらない作品でした。第2弾もありますよ。
呉 勝浩(ご かつひろ)さん
1981年青森県八戸市生まれ。韓国籍を持つ小説家。Audible では、『爆弾』『爆弾2 法廷占拠』『Q』を聴くことができます。
第5位『月の立つ林で』
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家。 つまづいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら、彼らは新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく。

ラストで感動しました!誰もが毎日つまづいていることを再認識し、自分も頑張ろうと思える作品です。アンソロジーですが、関係ないと思われる主人公たちが繋がると、嬉しいです!
青山 美智子(あおやま みちこ)さん
1970年6月9日生まれ。愛知県出身。Audible では、『リカバリー・カバヒコ』『人魚が逃げた』『赤と青とエスキース』を聴くことができます。
第7位『方舟』
9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。 翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。 そんな矢先に殺人が起こった。 だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。 タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

生きるか死ぬか、究極の選択を迫られたときの人間の行動を見ることができる作品です。心理戦に引き込まれます。最後にどんでん返しも!
夕木 春央(ゆうき はるお)さん
1993年生まれ。カルト宗教を信仰する親のもとで宗教2世として育ち、高校・大学には通っていないそうです。Audibleでは『十戒』を聴くことができます。
第9位『川のほとりに立つ者は』
カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。

障害を持つ者の生きづらさをリアルに感じる作品。「ディスレクシア」「ADHD」の人が出てきます。少しずつ解明される事実に心が抉られました。
寺地 はるな(てらち はるな)さん
1977年生まれ。佐賀県唐津市出身[2]・大阪府門真市在住。Audible では、『雫』『ガラスの海を渡る舟』『どうしてわたしはあの子じゃないの』『カレーの時間』『水を縫う』『ほたるいしマジカルランド』『こまどりたちが歌うなら』『タイムマシンに乗れないぼくたち』『いつか月夜』を聴くことができます。
第10位『#真相をお話しします』
家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。

どんでん返しの連続の5編のショートストーリーです。私は特に「#拡散希望」が印象的でした。島の閉鎖的空間で暮らす子どもたちが、真実を知った瞬間を考えると心抉られました。
結城 真一郎(ゆうき しんいちろう)さん
1991年6月8日生まれ。開成中学校・高等学校卒業、東京大学法学部卒業。Audibleでは、『難問の多い料理店』を聴くことができます。
以上、「【Audible で聴く】2023年 本屋大賞受賞作品」の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。



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