【60分以上で読む ミステリー】放課後ミステリクラブ2 雪のミステリーサークル事件

『放課後ミステリクラブ2雪のミステリーサークル事件』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。子どもが1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

私が小学生のころ、ミステリーサークルの謎を追求するテレビ番組がありましたが、最近はどうなのでしょうか?畑のミステリーサークルは、木の板やロープを使って作り、雪のミステリーサークルは、雪の上をスノーシューズで歩いて作っていることがわかっています。もしかしたら宇宙船かも?と思うと、楽しい気持ちになれますよね。

今回の主人公は、小学4年生の陸くん、天馬くん、美鈴ちゃんの3人組が、「足跡がないミステリーサークルがどうやって作られたのか」という不思議な事件を解決する推理小説『放課後ミステリクラブ2 雪のミステリーサークル事件』を紹介します。子ども向けですが本格的な作品です。

本をおすすめしたい方

  • 探偵のお話が好きな お子さん
  • シャーロック・ホームズが好きな お子さん
  • 本格ミステリーに興味がある お子さん
  • 友だちの話が読みたい お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生さんくらい~
(一人読み)3年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約3㎜
ページ数160ページ
読み聞かせ時間60分以上(推理時間をのぞきます。ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル児童書(3分の1くらいのページに挿絵があります。)
出版社の紹介HPhttps://wrl.co.jp/2023/06/05/mystery_club_1/
キーワード探偵 小学4年生 学校 友だち 冬 雪 ロケット 合気道 体操 シャーロック・ホームズ
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

シャーロック・ホームズに憧れる天馬くんを中心に、美鈴ちゃんと陸くんの3人で、学校で起きた事件を解決するおはなし第二弾です。

ある雪の日。純白の校庭に、突然巨大なミステリーサークルが現れました。足跡がなく、誰が どうやって作ったのか、謎が深まるばかりです。

天馬くん・美鈴ちゃん・陸くんの3人は、犯人を探し出すことはできるのでしょうか? 

おすすめポイント

一番のポイントは、天馬くんからの挑戦を受けて、推理を楽しむことができることです。かなり難しく、私は全然分かりませんでした。作者の知念さんが「大人のミステリと同じ手法で書きました」と言われている通り、題材は小学生の身近なものですが、手がかりが絶妙です。

また、3人の登場人物が個性的なのも魅力的です。

  • 天馬くん…イギリスからの帰国子女で母子家庭、推理オタク
  • 陸くん…合気道が得意で、大人も倒してしまう
  • 美鈴ちゃん…体操が得意。明るい性格で誰とでも仲良くなれる

巻末には、天馬くんおすすめのミステリ小説が紹介されています。

作者紹介

作者は、知念 実希人(ちねん みきと)さんです。1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒。現役のお医者さんです。

作品に、「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ、「祈りのカルテ」シリーズ、『硝子の塔の殺人』『仮面病棟』などがあります。私は特に、「死神」シリーズが好きです。死神が人間界に犬や猫として降臨し、人間と交流することで死亡予定の者たちを導く手助けをするおはなしです。優しい気持ちになれますよ。

イラストは、Gurin.(ぐりん)さんです。1996年神奈川県生まれ。イラストレーターさんです。

今回の作品では、プールに泳ぐカラフルな金魚の絵が素敵でしたよ。

シリーズ一覧

「放課後ミステリクラブ」シリーズは4冊刊行されています。(2024年7月現在)

  1. 金魚の泳ぐプール事件
  2. 雪のミステリーサークル事件
  3. 動くカメの銅像事件
  4. 密室のウサギ小屋事件

本を読んでひとこと

名探偵になるには、日頃の勉強が大事!

以上、『放課後ミステリクラブ2 雪のミステリーサークル事件』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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