中学年向け ギャグミステリー『クンペイの探偵ノート 夏どろぼうを追え』徹底レビュー

『クンペイの探偵ノート③』紹介 児童書

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「夏の気配」が盗まれた!? そんな奇想天外な事件に挑む、ユニークなミステリー本をご紹介します。

『夏どろぼうを追え』は、気になることは徹底的に調べるクンペイくんと、自称探偵の番場が繰り広げるギャグテイストなおはなし。本格ミステリーのようなハラハラ感とは一味違う、ほどよい脱力感とクスッと笑える展開で、子どもも大人も肩の力を抜いてサクッと楽しめます。

二児のシンママ、ナノハです。
月 100冊 以上×10年以上の読み聞かせ経験あり。
小学生向けの本×保護者向けAudible作品を発信中。

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親子の会話がもっと弾む!おすすめの Audible 作品

「ジャンケンでいつも負ける」「靴下をよくなくす」といった、日常に潜む小さな「憂鬱」のナゾを解決していく物語。

そんな“どうでもいい悩み”のナゾを大真面目に追う姿にクスッと笑えます。聴き終わったあとは「そういえば、うちもよく靴下なくなるよね!」と、親子の何気ないおしゃべりが自然と弾む、お気楽に楽しめる一冊です。

本をおすすめしたい方

  • 探偵のお話が好きな お子さん
  • おもしろい話が好きな お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)3年生くらい~
文字の種類ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約4mm
ページ数95ページ
読み聞かせ時間約40分(推理時間をのぞきます。ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル児童書(半分くらいのページに挿絵あり)
キーワード小学4年生 探偵 学校 メモ ジオラマ
出版社の紹介ホームページhttps://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251091031
おすすめ度★★★★☆
子どもウケ★★★★☆

本のあらすじ

小学4年生の丸森クンペイは、気になることがあると調べずにはいられない大のメモ魔です。

夏休みになりました。楽しい夏休みになるはずだったのに、なぜか気分が乗らないまま、あっという間に2週間が過ぎてしまいます。「なんだかおかしいぞ?」とクンペイが調べ始めると、そこへ自称探偵の番場ばんばが登場。苦手な番場から逃げ出したクンペイは、近くの神社へ駆け込みます。

神社に漂う、いつもの懐かしい夏の空気。しかし、それも一瞬のうちに消え去ってしまい――!?

「誰かが夏を盗んでいるのかもしれない」
不思議な現象の謎を解くため、クンペイは神社にいた人物の調査を始めます。

ちょっと迷惑(?)な相棒・番場とともに、クンペイは無事に「消えた夏」を取り戻すことができるのでしょうか?

おすすめポイント

「夏が盗まれる」というユニークな設定
「盗まれたのは、なんと夏」という奇想天外なストーリー。誰も考えつかないような展開で、先が気になりながら楽しく読み進めることができます。

あたり前の「夏のよさ」を再認識できる
うだるような暑さで、何もかも嫌になってしまう日もある夏。ですが、本作で「もし夏らしさがなくなったら」という世界を体験することで、私たちが普段感じている夏のよさを改めて見つめ直すきっかけをくれます。

漫画家と出版社のやりとりが覗ける
作中には、漫画家と出版社とのリアルなやりとりが何度も登場します。お話を楽しみながら、「漫画家ってどんな仕事なんだろう?」という裏側を知ることができるのも、この本ならではの特徴です。

作者紹介

作者:昼田 弥子(ひるた みつこ)さん

1984年岡山県生まれ。子どもの本専門店メリーゴーランド主催の童話塾で学ぶ。

『あさって町のフミオくん』で第52回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『エツコさん』で第70回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『かぜがつよいひ』で第29回日本絵本賞受賞。小学生向けに、以下の作品があります。

低学年向け

  • うみへいったタマネギちゃんとピーマンちゃん
  • ちょいこわ ちょびっとこわーいはなし かいじんマヨネーズン

中学年向け

  • コトノハ町はきょうもヘンテコ
  • あさって町のフミオくん

高学年向け

  • エツコさん

絵:クリハラ タカシ さん

1977年東京都生まれ。マンガ、絵本、イラストレーション、アニメーションなど、多岐にわたって活躍。1999年に漫画「アナホルヒトビト」でアフタヌーン四季大賞を受賞し、デビュー。マンガに『ツノ病』『ラッキーボギー』『隊長と私』、『冬のUFO・夏の怪獣』、絵本に『ぱたぱた するする がしーん』、『これなんなん?』、『とおくにいるからだよ』、『こうえん』、『ゲナポッポ』などがあります。

低学年向け

  • プンスカジャム( 作:くどうれいん )
  • 窓のまどかさん( 作:戸森 しるこ )

中学年向け

  • クリスマスがちかづくと( 作:斉藤 倫 )

シリーズ一覧

「クンペイの探偵ノート」シリーズは、現在 3冊 刊行されています。(2026年9月現在)

  • 消えたさかだち博士
  • ことわざで謎をとけ!
  • 夏どろぼうを追え!

本を読んで、ひとこと

本作を読み終えたとき、きっと胸に浮かぶのは「当たり前は、当たり前じゃない」という気持ちです。

1日1日が同じようで違う、大切な時間。

そんな当たり前の日常の愛おしさに気づかせてくれる、優しくて少し不思議なミステリーでした。今年の夏休みや、ちょっと一息つきたい週末の読書に、ぜひ選んでみてくださいね。

以上、『クンペイの探偵ノート 夏どろぼうを追え』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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