『二人と一匹の本格捜査ミステリー ③にげたバイクを追え!』のあらすじ・対象年齢を紹介

『二人と一匹の本格捜査ミステリー③』紹介 児童書

高学年から、ミステリー好きにおすすめの児童書を紹介します。

「二人と一匹の本格捜査ミステリー」シリーズは、幼なじみのリョウタとナナ、そしてリョウタの飼い犬・ジュンが、それぞれの得意分野を生かして難事件に挑む大人気シリーズです。

著者はなんと現役の弁護士!そのため、子供向けと侮れない「本格的な捜査ミステリー」が楽しめます。

ナナの小学生らしからぬ鋭い推理力と、リョウタの大人顔負けのパソコン技術。そして、今回も警察犬並みの素晴らしい大活躍を見せてくれる愛犬のジュン!

二人と一匹がどのように大人たちを凌駕し、事件を解決していくのか……?今作も見どころ満載の見逃せない一冊です。

忙しい保護者はAudible を楽しもう!

本をおすすめしたい方

  • ミステリーが好きな お子さん
  • 警察の調査に興味がある お子さん
  • 犬が好きな お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(一人読み)5年生~
ふりがな簡単な漢字にはルビが振られていません。
文字の大きさ約3.5㎜
ページ数184ページ
読み聞かせ時間60分以上(推理時間をのぞきます。人により前後します)
ジャンル児童書(10分の1くらいのページに挿絵があります。)
出版社の紹介HPhttps://www.shinko-keirin.co.jp/bunken/book/9784580827509/
キーワード探偵 小学5年生 柴犬 
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

小学5年生のリョウタは、家族でボウリング大会を楽しむため、愛犬のジュンを初めてペットホテルへ預けることに。

楽しい一日のあと、お迎えに向かったリョウタを待っていたのは、信じられない報せでした。
なんと、散歩中にひき逃げ事故が発生。ジュンと一緒に散歩していたトイプードルのコロンがバイクにはねられ、意識不明の重体になってしまったというのです……。

現場から逃走したバイクの行方は、今も分からないまま。
悲しみに暮れるコロンの飼い主であり、同級生のハルトから依頼を受け、リョウタは幼なじみのナナ、愛犬のジュンとともに犯人捜しに乗り出します!

現場に残されたわずかな手がかりから、二人と一匹は犯人を見つけ出すことができるのでしょうか?

おすすめポイント

本作には、読者を夢中にさせる魅力がたっぷり詰まっています!特に注目したい4つの見どころをご紹介します。

犬たちの絆に心が温まる
ジュンの警察犬さながらの嗅覚捜査は必見!ひき逃げ事件というシリアスなテーマですが、傷ついたコロンを助けようとするジュンの姿や、二匹の温かい友情にほっこり癒やされます。

地図を見ながら一緒に謎解き!
本の中に「事件周辺地図」がついているので、リョウタやナナと一緒にリアルタイムで推理を楽しむことができます。

現役弁護士による分かりやすい解説
巻末の「捜査ノート」では、作中に出てくる〈道路交通法〉や〈保険金詐欺〉〈冤罪〉などの難しい用語を解説。ミステリーの入門書にピッタリです!

現代ならではのテーマ「SNSの怖さ」
物語を通じて、身近に潜む「SNSトラブルの怖さ」を改めて再認識させてくれる、学びのある内容になっています。

作者紹介

作:村松 由紀子(むらまつ ゆきこ)さん

弁護士。父親の仕事の関係でニューヨーク・パリ・神戸・鹿児島などに移り住んだ。同志社大学法学部卒業。名城大学法務研究科修了。現在は名古屋を愛する名古屋人。家族は弁護士の夫と娘。本作がデビュー作品。

参考:村松 由紀子(ちょこ弁)弁護士とオフ(57)村松由紀子さんインタビュー

絵:ao(あお)さん

滋賀県在住。イラストレーター。小学生向けに、以下の作品があります。

中学年向け

  • 雪女とヒミツのやくそく(作:西村 さとみ)
  • タイムカプセル☆ミラクル(作:横田明子)
  • Ultramarine ぼくらの種(作:次良丸忍)
  • Milky White 箱の中のホワイトデイズ(作:三野 誠子)
  • Orange 夕ぐれ時のふしぎ(作:堀米 薫)
  • Yellow Green 友だちの木(作:おおぎやなぎ ちか)

高学年向け

  • 幸せな日々(作:ミロ・ガウラン)

シリーズ一覧

「二人と一匹の本格捜査ミステリー」シリーズは3冊刊行されています。

  1. 消えたボウリングボールの行方
  2. モルモットを探し出せ!
  3. にげたバイクを追え!

本を読んで、ひとこと

「困ったときは、プライドを捨てて誰かにSOSを出すことが大切」

本作の犯人は、架空の儲け話に引っかかり、消費者金融での借金が膨らんで自転車操業になり、最終的に保険金詐欺にまで手を染めてしまいます。
「もし、最初の段階で誰かに相談できていたら、犯罪に走る必要なんてなかったのに……」と、その転落ぶりにやるせない気持ちになりました。これは大人にこそ響く、リアルで重たい教訓です。

「SNSで個人情報を発信することは、本当に怖いこと」

便利で身近なツールだからこそ、一歩間違えれば悪意を持った大人に利用されてしまう危険がある。現代を生きる子どもたちだけでなく、私たち親世代も改めて気を引き締めなければいけないと再認識させられました。

爽快な謎解きだけでなく、現代社会の闇や人間の弱さにも切り込んだ、非常に読み応えのある一冊です。

以上、『二人と一匹の本格捜査ミステリー ③にげたバイクを追え!』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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