『うちのキチント星人』のあらすじ・対象年齢を紹介

『うちのキチント星人』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハです。

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・二児の母(2013年生 男・2016年生 男)
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50分で読む、中学年~おすすめの新しい家族の形を描いたおはなしを紹介します。

主人公は小学4年生の千歌ちゃん。肉親を亡くし、一緒に暮らすことになった同じ4年生ではとこの「あっくん」との生活を描いた作品です。いろんな家族の形がるんだな、と知ることができますよ。

忙しい保護者の方には、Audible がおすすめ。

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本をおすすめしたい方

  • いろんな家族の形に興味がある お子さん
  • お手伝いに興味がある お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの
対象年齢
(一緒読み)2年生~
(一人読み)3年生~
ふりがなすべての漢字にルビが振られています。
文字の大きさ約3㎜
ページ数160ページ
読書時間約50分(人により前後します)
ジャンル児童書(約12ページに1ページ挿絵があります。)
キーワード小学4年生、家事、性格
出版社の紹介ページhttps://book.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577052969
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★☆

本のあらすじ

小学4年生の千歌は、1歳年上だけど同級生の「あっくん」と一緒に暮らすことになりました。あっくんの肉親が亡くなり、住むところがなくなったからです。お互いに家族として暮らせるか、半年間のお試し期間です。

ワクワクしながら「あっくん」に会った千歌ですが、想像と違って「あっくん」は潔癖症で、何をするにもきちんとしています。休みの日も早起きして朝ごはんを作ったり、お手伝いも率先してします。それに、おおざっぱな千歌にいろいろとダメ出しまでするのです。

毎日憂鬱に感じていた千歌ですが、「あっくん」と一緒に一泊二日のキャンプに参加することになりました。「あっくん」は大きなリュックを背負っているにも関わらず、山の緑や鳥のさえずりを楽しんでいます。いじわるな上級生にもしっかり意見をいいます。さらに、千歌のことを考えて 寝袋まで持ってきてくれていました。

少しずつ距離を近づけていく二人ですが、仲良く暮らしていくことができるのでしょうか?

おすすめポイント

潔癖症でなんでもきちんとしている男の子と、おおざっぱな女の子。相容れない二人ですが、お互いのことを理解し、寄り添っていく姿が描かれています。

合わないこともたくさんあるけれど、いいところを見つけたり、お互いのやり方をためしたりする姿が素敵です。

魚を食べるのに時間がかかるため、魚を出さなければいいのに、という千歌に対して、給食でも骨のある魚が出ないので、家でくらい魚を食べる経験をさせてあげようという父親の姿勢が素敵だな、と思いました。

作者 紹介

作者:佐藤 まどか( さとう まどか )さん

東京都出身、イタリア在住。第22回ニッサン童話と絵本のグランプリで童話大賞を受賞した『水色の足ひれ』(BL出版)でデビュー。小学生向けに、以下の作品があります。

低学年向け

  • スパゲッティ大さくせん
  • 日がさ 雨がさ くもりがさ
  • どうぶつのかぞく チーター ちいさなハンター
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?

中学年向け

  • セイギのミカタ
  • コケシちゃん
  • おはなしSDGs 海の豊かさを守ろう ぼくらの青
  • ぼくのネコがロボットになった
  • 暗やみに能面ひっそり

高学年向け

  • アドリブ
  • 「マジックアウト」シリーズ
  • つくられた心
  • 雨の日が好きな人
  • 千年先のあなたへ
  • キミの一歩 イタリア 夢につながるうねうね道
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために
  • トーキングドラム
  • 月にトンジル

絵:中田 いくみ( なかた いくみ )さん

埼玉県出身。画家。

低学年向け

  • いちかちゃん( 作:いとう みく )
  • きみひろくん( 作:いとう みく )

中学年向け

  • ペット探偵事件ノート 消えたまいごねこをさがせ( 作:赤羽 じゅんこ )
  • 金曜日のヤマアラシ( 作:蓼内 明子 )
  • どんなイチゴも、みんなかわいい( 作:葦原 かも )
  • みんなのためいき図鑑( 作:村上 しいこ )

高学年向け

  • 今日も誰かの誕生日( 作:二宮 敦人 )

心に残ったことば

だれかにイヤミをいわれたり、からかわれたりするのは、よくあること。いちいち気にしていたら、心が折れちゃう。人は人、自分は自分。

ぼくはこうしたいんだ。自分のやりかたをおしつけないでほしい。

本を読んで、ひとこと

自分の当たり前は、他の人の当たり前ではない。
先入観を捨てよう。

以上、『うちのキチント星人』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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