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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハです。
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・大阪在住のシングルマザー(2025年離婚)
・二児の母(2013年生 男・2016年生 男)
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高学年~おすすめの小説を紹介します。
『ぼくの色、見つけた!』は、色覚障害に悩み苦しむ小学5年生を描いた作品です。母親に「かわいそう」と言われ、特別視されることに反発し、 友だちに隠す姿が痛々しいです。
私の次男は色覚障害で、次男が生活しやすいように色に気を遣うようにしています。今は本人に判断しにくい場合を尋ねるようになったので、楽になりました。
信号はどうやって区別しているのか聞くと、「人!」と言われました。私たちには気づかない小さな違いをもとに、判断しているんですね。
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子どもにもっと読書を楽しんで欲しい方には、
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本をおすすめしたい方
- 色覚障害について知りたい お子さん
- 学校生活に悩んでいる お子さん
- 目に見えない差別について知って欲しい おやごさん
本の難易度
| 当サイトおすすめの対象年齢 | 5年生~ ※長編なので難易度高めです |
| ふりがな | 簡単な漢字にはふりがなは振られていません。 |
| 文字の大きさ | 約3㎜ |
| ページ数 | 224ページ |
| 読書時間 | 2時間~ |
| ジャンル | 児童書( 挿絵は30~40頁に1頁) |
| キーワード | 色覚障害 悩み 絵 ゴッホ |
| 出版社の紹介ページ | https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000389076 |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
本のあらすじ
信太朗は小学2年生のとき、赤系の色を識別する細胞が欠けている 一型二色覚タイプの色覚障害と診断されました。母親に「かわいそうな信ちゃん」と言われてモヤモヤします。
学校では、自分の絵を描く時間に唇の色を茶色で描いてしまい、クラスメートの友行に「おまえ、チョコレートを食べたのかぁ」と言われて傷つき、絶対に許さないと心に誓いました。
それから月日が経ち、信太朗は小学5年生になりました。3年生・4年生はクラスが離れた友行と再び同じクラスになってしまい、ざわざわした気持ちが戻ってきました。
担任の先生は教師3年目の若い先生。先生は自分の苦手なことを正直に話し、「一輪車に乗れるようになりたいから、手伝って欲しい」といいます。信太朗が色覚障害であることにも寄り添い、一緒に解決策を考えてくれました。
社会見学で父親が働く会社に行き、働く父親の姿・社長が集めたゴッホのレプリカを見せてもらいます。ゴッホは色覚障害だったという説があり、ゴッホは自分の色を見つけて独創的で美しい色を描いたという話を聞いたこともあり、絵に魅了され引き込まれていきました。
信太朗は色覚障害と向き合い、自分の色を見つけることができるのでしょうか?
おすすめポイント
色覚障害を持つ子どもが区別されることへ反発したい気持ち、素直に困っていることを打ち明けられないプライドが描かれています。
男の人は約20人に一人、色覚障害と言われています。自分の子どもが色覚障害だった場合や身近な人が色覚障害と分かったとき、それを個性ととらえ、特別視しない上で配慮することが大切だな、と改めて考えさせられる作品です。
心に残ったことば
「こまったことを言ってくれ」なんて言い方はある意味乱暴な言い方なんだと思う。言わないからってこまっていないわけじゃない。今までのぼくは、こんなこと言っていいのかなとか、どう言えばいいのかなとか、なやんでばかりで何も言えなかっただけなんだ。
作者:志津 栄子(しずえいこ)さん
岐阜県在住。児童文学作家になる前は小学校で教員をしていた。2022年、『雪の日にライオンを見に行く』にて、第24回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞。自身2作目となる『ぼくの色、見つけた!』が、第71回「青少年読書感想文全国コンクール」の課題図書に選出。小学生向けに、以下の作品があります。
低学年向け
- まほうの はみがきこ
中学年向け
- かたづけ大作戦
高学年向け
- 雪の日にライオンを見に行く
色覚障害について分かる書籍
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以上、『ぼくの色、見つけた!』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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