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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。
\ この記事を書いたのは! /
・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上の読み聞かせを行う(10年以上)
今回は、本が大好きな小学5年生の朱莉が、ひと箱カフェ「SHIORI」で売られていた手作りの本を通じて、車いすの少女と友だちになるおはなし『ひと箱本屋とひみつの友だち』を紹介します。
車いすユーザーの心の声を教えてくれる本です。
本をおすすめしたい方
- 本屋・カフェが好きな お子さん
- 物語を創作したい お子さん
- 車いすユーザーの視点を知りたい お子さん
- 相手に寄りそう気持ちを持ってほしい おやごさん
本の難易度
当サイトおすすめの対象年齢 | 5年生~ |
ふりがな | ルビはほとんど振られていません。 |
文字のサイズ | 約3mm |
ページ数 | 208ページ |
読み聞かせ時間 | 1時間以上(人により前後します) |
ジャンル | 児童書(約10ページに挿絵あり) |
キーワード | 車いす 本屋 カフェ お祭り サイン会 バリアフリー シングルファミリー |
出版社の紹介ページ | https://saela.co.jp/1563-2/ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
子どもウケ | ★★★★★ |
本のあらすじ
小学5年生の朱莉は、図書館で借りた本を読みながら歩いていて、転んでしまいました。近くのひと箱本屋カフェ「SHIORI」の沙絵さんが店内で手当てをしてくれることになりました。
ひと箱本屋は、ひと箱ずつオーナーが違っていて、個性あふれるレイアウトであふれています。朱莉は、《虹色本屋》というポップに目を奪われました。きれいな貝がらで飾られ、手作りの本を売っています。聞くと、小学生の女の子が自分で書いたおはなしの本を売っているといいます。魅了された朱莉は本を買うことに決めました。
本は、王道のファンタジーでした。朱莉は心を込めて感想を書き、友だちになりたいと伝えると、作者の理々亜から、「SHIORI」で会おうという返事をもらいます。
二人は友だちになれるのでしょうか?
おすすめポイント
大好きな「本」を通じて、違う小学校に通う二人の少女の交流が描かれています。
理々亜は車いすユーザーですが、特別扱いされるのが嫌いです。学校で、友だちが気をつかわれすぎて、仲間はずれにされることに苦しんでいます。
あいまいな「友情」と「同情」で思い悩む姿を見て、考えさせられます。
一昔前に比べれば、バリアフリー化が進んだと感じますが、今を生きる車いすユーザーが困っているのであれば、まだまだ足りないということ。
バリアフリーが進んで、車いすユーザーが「特別扱い」されない社会が進むといいですね。
作者紹介
作者:赤羽 じゅんこ(あかはね じゅんこ)さん
東京都在住。『がむしゃら落語』で第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と四人の深呼吸』で第4回児童ペン賞企画賞を受賞。小学生向けの作品に、以下のものがあります。
- おはなしサイエンス 危険生物 ひょうたん池の怪魚?
- おはなしSDGs 働きがいも 経済成長も わたしらしくCジャンプ!
- こぐまと星のハーモニカ
- トゲトゲトカゲをつかまえろ!
- カレー男がやってきた!
- ジャングル村はちぎれたてがみで大さわぎ!
- おまじないのてがみ
- マユとまほうのてがみ
- ゆうきメガネ
- わらいボール
- ごきげんぶくろ
- ペット探偵事件ノート 消えたまいごねこをさがせ
- 5分で本を語れ チームでビブリオバトル!
- AIマスクはいかがですか?
- Pink ちょっとねがっただけ
- クスクスムシシを追いはらえ!
- 夢は牛のお医者さん よろこびもかなしみも夢になる。
- 犬をかうまえに
- がむしゃら落語
- メールの中のあいつ
- より道はふしぎのはじまり
- おおなわ 跳びません
- ぼくらのスクープ
- バドミントン★デイズ
- 落語ねこ
- ピアスの星
絵:はらぐち あつこ さん
イラストレーター・絵本作家。
本を読んで「ひとこと」
相手の立場になって、ほんとうにしてほしいこと・してほしくないことを考えよう!
以上、『ひと箱本屋とひみつの友だち』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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