【大人も楽しめる 児童書】やらなくてもいい宿題 謎の転校生 算数バトル編

『やらなくてもいい宿題』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いたのは!

・大阪在住の専業主婦。
・2013年生まれ 男・2016年生まれ 男の二児の母。
・10年以上、月 100冊 以上の読み聞かせを行う。

今回は、新感覚のナゾトキ小説『やらなくてもいい宿題 謎の転校生 算数バトル編』を紹介します。推理作家の結城真一郎さんがはじめて手がけた児童書です。

本をおすすめしたい方

  • ナゾトキが好きな お子さん
  • 楽しく算数を学びたい お子さん
  • 転校が多くて悩んでいる お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)3年生~
(一人読み)5年生~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(簡単な漢字にはルビが振られていません。)
文字の大きさ約3㎜
ページ数176ページ
ジャンル児童書(挿絵はほとんどありません。問題の解説は絵で分かりやすく解説されています
構成6話。①奴隷とライオンのつるかめ算 ②逃亡者と警察の旅人算 ③老婆と少年の年齢算 ④列車とボートの流水算 ⑤別れと思い出のニュートン算 ⑥最後の暗号
キーワード小学5年生 算数 ナゾトキ 転校 
出版社の紹介ページ(試し読みできます!)https://books.shufunotomo.co.jp/book/b10085952.html
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

東雲しののめ 数斗かずとは、小学5年生。高校レベルの問題も解けてしまうほどの算数の天才です。新城しんじょう 航平こうへいは数斗のクラスメートで、幼稚園からの親友です。

2学期の初日。2人のいる5年1組に転校生がやってきました。ナイトウ カンナは かわいくて、めちゃくちゃ大人っぽい女の子です。でも、少し変わっていました。別に不愛想ではないし、いつもニコニコしているけど、自分のことを質問されると「内緒」といって、一定の距離を踏み込ませません。

それでも数斗が話しかけ続けると、算数での勝負を挑まれます。正解したら、質問に一つ答えるといいます。

数斗は、ナイトウ カンナの問題に答えて、質問に答えてもらうことができるのでしょうか?

おすすめポイント

算数のバトルが楽しいです。一緒に問題を解いて楽しめます。算数と見せかけつつ、国語力が必要な問題なので、「そうだったのか。」「やられたー。」と楽しそうでしたよ。6問中、私は3問、長男のサクちゃんは1問正解でした。

数斗と航平の相談相手として出てくる 魔女ばぁのヒントを聞いて、算数バトルをぜひ楽しんでください。また、算数バトルとは別に、魔女ばぁとは何者なのか、水野先生との関係は?と推理を楽しめます。

また、出会いと別れを繰り返す、転校生の心の機微が描かれています。転校生に寄り添う気持ちをもてますね。

作者紹介

作:結城 真一郎(ゆうき しんいちろう)さん

1991年、神奈川県生れ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。2021(令和3)年、「#拡散希望」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞、同短編を収録した『#真相をお話しします』で、2023年本屋大賞ノミネート。その他の著書に『プロジェクト・インソムニア』『救国ゲーム』があります。

おやごさんに読んでほしい本

#真相をお話しします

結城 真一郎さんの短編集です。最後にどんでん返しがあって、楽しいですよ。

以上、『やらなくてもいい宿題 謎の転校生 算数バトル編』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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