【10分で読む 子どもの本】パインさんの むらさきのいえ

『パインさんのむらさきのいえ』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いたのは!

大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。

海外では、模様替えで 気軽に ペンキを塗り替えますよね。イギリスに留学したとき、ホームステイ先のマダムが「引っ越したら素敵にリフォームし、安く買って高く売るのよ」と言っていいました。トリムボーダーが素敵で憧れました。

今回は、50軒の同じような家が並ぶ バイン通り に住む パインさんが、自分に家に目印をつけようと悪戦苦闘するおはなし『パインさんの むらさきのいえ』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • おもしろい話が好きな お子さん
  • 自分らしさ を大切にして欲しい おやごさん
  • 想像力を広げて欲しい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約4㎜
ページ数60ページ
読み聞かせ時間約10分(人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード家 ペンキ 個性
出版社の紹介ページhttps://www.dainippon-tosho.co.jp/books/product/03514/
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

パインさんは、バイン通りにある小さな白い家に住んでいます。この通りには、同じような白い家が50軒も並んでいます。パインさんは、自分の家の目印に、小さいマツの木を植えることにしました。しかし、ご近所さんがこぞってマツの木をほめ、マネして植えてしまいました。

今度こそ自分の家の目印を、とパインさんは大きなツツジを植えますが、また ご近所さんにまたマネされてしまいました。

パインさんは、自分の家に目印をつけることができるのでしょうか?

おすすめポイント

バイン通りの50軒の家を描いた絵が、圧巻です。全く同じ家が50軒も!目印を付けたいパインさんの気持ちがひしひしと伝わってきます。イギリスに留学中、通りに家が立ち並んでいて、よく迷子になっていたことが懐かしいです。

ペンキやさんで他の色のペンキをすすめられても 断ったり、ご近所さんが紫色に「うちも塗り替えましょ」と言われて「勘弁してくれ!」と主張したりして、自分の個性を守ろうとするパインさんの姿に、「自分らしさ」は大事なんだよ、と教えてくれます。

パインさんとご近所さん・ペットとの交流がほほえましい作品です。

作者紹介

作者:レオナード・ケスラー さん

アメリカ、オハイオ州生まれ。画家だった祖母の影響で絵が好きになり、高校に通いながら看板を描く仕事をし、戦後、ペンシルベニア州のカーネギーメロン大学に入学。画家のアンディ・ウォーホルと知り合い、卒業後も親交を深めた。26歳の時、ソーシャルワーカーであり幼稚園教諭だったエセルと結婚し、1949年にニューヨークへ移住。200冊以上の作品を発表しています。

シリーズ一覧

「パインさん」シリーズは現在3冊刊行されています。(2024年10月現在)続刊が楽しみですね。

本を読んで「ひとこと」

「自分らしさ」を大切にしよう!
マネするばかりではなく、本当にしたいことを考えてみよう!

以上、『パインさんの むらさきのいえ』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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