【15分で読む 皮肉な話】オポッサムはないてません

『オポッサムはないてません』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

オポッサムという動物を知っていますか?

アメリカ大陸に生息し、ガンガルーと同じく有袋類に属する動物です。見た目はネズミとアナグマを混ぜた感じで、大人は猫と同じ程度のサイズに成長します。ポッサムは、捕食者が近づいた時に死んだふりをして、身を守ります。具体的には、寝転び、口を開けっ放しにし、臭い匂いをにじみだすのです。おもしろいですね。

今回は、森に住む いつもニコニコしているオポッサムが、木にぶら下がって逆さまになっている姿を「泣いている」と勘違いされ、人間に町に連れていかれるおはなし『オポッサムはないてません』を紹介します。本当の幸せとはなにか、考えさせられるおはなしです。

本をおすすめしたい方

  • オポッサムの話を読みたい お子さん
  • おもしろい話を読みたい お子さん
  • 相手に寄り添う気持ちをもってほしい おやごさん
  • リズムがいい本を探している おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)2年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約4㎜
ページ数84ページ
読み聞かせ時間約15分(人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワードオポッサム 幸せ 森
出版社の紹介ページhttps://www.dainippon-tosho.co.jp/books/product/03161/
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

あらすじ

 森にオポッサムが住んでいました。お日さまを見ても、お月さまを見てもニコニコして、ご機嫌に暮らしていました。そして何日も 枝にしっぽを巻き付けて、逆さまでぶら下がっていました。

しかし、木にぶら下がるオポッサムを見た人間たちは、下から見上げたので、笑った口元がフニャと下がって悲しそうだと勘違いしてしました。「かわいそう! なんとかしてあげなくちゃ!」と、人間たちはオポッサムを町に連れて行きます。

オポッサムはどうなってしまうのでしょうか?

オポッサムと人間のやりとりがシュールでおもしろい話です。幸せは他人が評価してはいけない、相手に寄り添う気持ちが大切、と教えてくれる作品です。

私が読書感想文を書くなら…

  • 人にはそれぞれの幸せがあるのだな、と思いました。自分の意見を押し付けるのではなく、相手の声に耳を傾けようとおもいました。
  • オポッサムという動物をはじめて知りました。いつか本物を見てみたいです。

作者紹介

作者は、フランク・タシュリン(1913年-1972年)さんです。アメリカ、ニュージャージー州生まれ。映画監督やアニメーターとしても活躍されたそうです。児童書作品には、『ぼくは くまですよ』があります。

この本を読んで、ひとこと。

自分の気持ちを押し付けるのではなく、相手の声に耳をかたむけよう!

以上、『オポッサムはないてません』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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