【75分で読む子どもの本】トイレ野 ようこさん

『トイレ野ようこさん』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上、累計100冊以上読破。

子どもって、「ウンチ」とか「おなら」とかが好きですよね。幼稚園時代、叫び続けて困り果てたのが、昨日のことのようです…

今回は、トイレの花子さんに対抗して生まれた、男子トイレに住む『トイレ野 ようこさん』を紹介します。

勉強もスポーツもダメだけど、誰にでも優しいサブロー君と、おてんばなみんとちゃん、トイレのはなこさんが、トイレのようこさんとバトルします。大迫力の展開で、ドキドキ・ハラハラするお話です。

本をおすすめしたい方

  • おばけの話が好きな お子さん
  • ゾロリが好きな お子さん
  • 関西弁の話を読みたい お子さん
  • 個性を大切にしてもらいたい おやごさん
  • 児童書にすすんでもらいたい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生さんくらい~
(一人読み)4年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字すべて出てきます。(ほとんどの漢字にルビが振られています。)
ページ数128ページ
読み聞かせ時間約75分
ジャンル児童書
キーワード悪魔 優しい話 家族
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★☆

本のあらすじ

トイレの花子さんは、全国の小学校を転々として、子どもたちを驚かせていました。そんな花子さんから子どもたちを守るため、トイレのようこさんが誕生しました。

しかし、トイレのようこさんは間違って男子トイレで生まれてしまったのです!子どもたちを守れず悶々とするようこさんは、子どもたちを守るという目的を忘れ、花子さんへの憎しみを募らせていきました。

ある日、忘れものをした小学4年生のサブロー君。途中で会ったみんとちゃんと一緒に小学校に侵入します。おバカで優しいサブロー君は、花子さんとようこさんをトイレから出してあげます。自由になったようこさんは、花子さんを襲います。

サブローくん・みんとちゃん・花子さんはようこさんから逃げることはできるのでしょうか?

おすすめポイント

トイレでウンチをしているシーンからはじまります。小学生の心をわしづかみです。

少しエセっぽい関西弁ですが、テンポがよく、スピード感があります。奇想天外な展開にどんどん引き込まれていきます。

天然でおバカなサブローくんと、おてんばなみんとちゃんの凸凹っぷりが楽しいです。

勉強ができなくても、スポーツができなくても、優しい心があれば大丈夫!と勇気をくれるお話です。

長いお話は、途中で休憩をはさむことが多いのですが、この作品は一気読みでした。

作者紹介

作者は、仙田 学(せんだ まなぶ)さんです。1975年京都生まれ。シングルファーザー。小説家をしています。

絵は、田中 六大(たなか ろくだい)さんです。1980年東京生まれ。多摩美術大学大学院修了。漫画家・イラストレーター。 

わが家では、『日曜日』シリーズ、『おとのさま』シリーズが人気です。『しのぶときよしのともだち』シリーズが人気です。

以上、『トイレ野 ようこさん』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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