【中学年~ おすすめ 児童書】脱走ペンギンを追いかけて

『脱走ペンギンを追いかけて』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

\ この記事を書いたのは! /

・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上の読み聞かせを行う(10年以上)

中学年~ ペンギン・探検好きにおすすめの児童書を紹介します。

『脱走ペンギン』は、転校先でなじめない少年が、脱走したペンギン捜しをとおして、友だちとの交流を深めるおはなしです。2012年に葛西臨海水族園で実際に起こった脱走事件をもとに、描かれた作品です。

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本をおすすめしたい方

  • ペンギン・水族館に興味がある お子さん
  • 友だちづきあいに悩んでいる お子さん
  • 好きなことを追求して欲しい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生~
(一人読み)3年生~
ふりがな簡単な漢字にはルビが振られていません。
文字の大きさ約3.5㎜
ページ数96ページ
ジャンル児童書(約4分の1のページに挿絵あり)
キーワードペンギン 水族館 スイミング 転校
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

広太はおじいちゃんが亡くなったあと、小笠原から東京に引っ越してきました。東京と島は全然違っていて、なかなか暮らしになじめません。

そんなある日、テレビで「近所の水族館からペンギンが脱走した!」というニュースが流れてきました。広太はペンギンのことが気になり、ペンギンについて調べたり、ペンギンを探しに行ったりしていました。

スイミング・スクールの更衣室で、ペンギンキーホルダーを拾ったことをきっかけに、その男の子と面立ちになりました。一緒に脱走ペンギンを探しに行く約束をしました。

脱走ペンギンは見つかるのでしょうか?
広太は東京の暮らしになじむことができるのでしょうか?

おすすめポイント

生まれ育った島から引っ越して、新しい土地に暮らすようになった少年が、脱走ペンギンを通して成長していく姿が描かれています。

転校先で、悪気なく笑われたトラウマや、約束をやぶられた悲しさから乗り越えていきます。

周りを見ると、みんなうまくいっているように見えますが、実は悩みを抱えているんだな、と気づかせてくれます。

コマツシンヤさんの素敵なイラストで、ペンギンについての知識も深まりますよ。

作者紹介

作者:山本 省三(やまもと しょうぞう)さん

1952年、神奈川県生まれ。横浜国立大学卒。絵本や童話、パネルシアター、紙芝居の執筆など幅広く活躍されています。小学生向けの作品に、以下のものがあります。

低学年向け

  • じごくでラーメン
  • 「ゆうれいたんていドロヒュー」シリーズ
  • 「おしゃれプリンセス ミューナ」シリーズ
  • 「うちゅうにんじゃとんじゃ丸」シリーズ

中学年向け

  • 脱走ペンギンを追いかけて
  • 海を科学するマシンたち
  • キセキのスパゲッティー

絵:コマツシンヤ さん

1982年、高知県生まれ。漫画家・イラストレーター。わが家で一押しのイラストレーターさんです。コマツシンヤさんのイラストはほんわかしていて、色合いが絶妙で見ていて癒されます。挿絵作品に以下のものがあります。

低学年向け

  • 「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(作:如月 かずさ)
  • ながれぼしのランドセル

中学年向け

  • 脱走ペンギンを追いかけて(作:山本 省三)
  • 「トラブル旅行社」シリーズ(作:廣嶋 玲子

高学年向け

  • ラスト・スパート!(作:横山 充男)

心に残ったひとこと

たまにはひとりもいいけど、やっぱり仲間がいるって大切なんだな。

本を読んで、ひとこと

逃げだしたいときもある

以上、『脱走ペンギンを追いかけて』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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