【20分で読む 子どもの本】ふしぎ町の ふしぎレストラン 世界一まずい料理

『ふしぎ町のふしぎレストラン2』紹介 20分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いたのは!

大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。

今までに食べた中で、一番まずい料理はなんですか? わが家では、月に1度、夫に1日家事体験をしてもらっていた期間があるのですが、その時に食べた「ドリア」が伝説になっています。3時間かけて作られた「ドリア」。子どもたちの第一声が「泥の味がする…」でした。あれ以上の料理に出会うかな?子どもたちが嫌がるので、旦那の料理体験はなくなりました。

今回は、世界中を旅して、おいしい料理を食べつくした紳士は、〈これが食べたい!メニュー〉を選び、まだ食べたことのない『世界一まずい料理』を食べるおはなし『ふしぎ町の ふしぎレストラン 世界一まずい料理』を紹介します。心の奥底にしまわれた記憶を呼びおこす、素敵なおはなしです。

本をおすすめしたい方

  • 料理・レストランの話が好きな お子さん
  • 家族の話を読みたい お子さん
  • 感謝する気持ちをもってほしい おやごさん
  • リズムのいい話を探している おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約5㎜
ページ数79ページ
読み聞かせ時間約20分(ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワードレストラン ハンバーグ シングルファミリー
出版社の紹介ページhttps://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251043825
おすすめ度★★★★☆
子どもウケ★★★★☆

あらすじ

「ふしぎ亭」は、らいおんシェフとひつじママのお店です。3冊のメニューから、お客さんの希望する食事を作ってくれる、不思議なお店です。3冊のメニューは以下の3つ。

白い表紙の〈これが食べたい! メニュー〉
青い表紙の〈思い出メニュー〉
赤い表紙の〈おなやみ解決メニュー〉

今回のお客さまは、太ったいじわるそうな紳士。お客さまが「世界一まずい料理」と注文して メニューに触れると、真っ黒いモヤモヤが浮かび上がってきました。ひつじママが、魔法の冷蔵庫の白いひげの老人の口に「世界一まずい料理」と書き込むと、シェフたちは魔法の冷蔵庫に吸い込まれてしまいます。そこには小さな家があり、男の子がお母さんに、友だちの誕生日会で食べたものを作ってほしいとだだをこねていました。

シェフたちは何を作ったでしょうか?
紳士は 料理に満足することができるのでしょうか?

私が感想文を書くなら

  • 私も、料理が苦手なお母さんが一生懸命作ってくれたと分かっていても、「まずい」と言って残してしまっていました。これからは、残さないようにしようと思いました。
  • 「おいしい料理」だけでなく、「まずい料理」も人を幸せにしてくれるなんて、不思議です。私も大人になったら、母の味が食べたくなるのかな、と思いました。

作者紹介

作者:三田村 信行(みたむら のぶゆき)さん

1939年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。作品に、以下などがあります。わが家では、「きつねのかぎや」シリーズや、「キャベたまたんてい」シリーズが人気です。

低学年向け作品

  • 「キャベたまたんてい」シリーズ
  • れいかいホテルはいつもまんいん さいごのさいごのなかなおり
  • 「めいたんていポアロン」シリーズ
  • 「キツネのかぎや」シリーズ
  • 「名探偵シャーロック・ホームズボン」シリーズ

高学年向け作品

  • 「ホラー・クリッパー」シリーズ
  • 「妖怪道中三国志」シリーズ
  • 「妖怪道中膝栗毛」シリーズ

絵:あさくら まや さん

1980年東京都に生まれ。武蔵野美術大学卒業。フリーのアニメーターとして映像制作に携わりながら、絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。絵本作品に『ブルブルさんとおばけのあかちゃん』『ピーマンくんえんにいく』があります。

シリーズ一覧

「ふしぎ町のふしぎレストラン」シリーズは現在7冊刊行されています。(2024年10月現在)

  1. 3つのメニューのひみつ
  2. 世界一まずい料理
  3. しあわせのホットケーキ
  4. めざましスープのすごいききめ
  5. こわくておいしいおかしの家
  6. ゆうれい王子の注文
  7. 鬼が食べたいきびだんご

本を読んで「ひとこと」

「いやな思いで」が「素敵な思い出」に変わることもある。
大人になってはじめて、親のありがたみに気づくこともある。

以上、『ふしぎ町の ふしぎレストラン 世界一まずい料理』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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