【15分で読む 仕事のおはなし】ママはお医者さん

『ママはお医者さん』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いたのは!

大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。子どもが1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も読み聞かせ続行中。

今回は、村でたった一人のお医者さんの娘である小学生3年生の美生ちゃんの心の葛藤を描いたおはなし『ママはお医者さん』を紹介します。

本をおすすめしたい方

  • 看護師の仕事に興味がある お子さん
  • いろんな仕事を知って欲しい おやごさん
  • 将来の夢を考えたい お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さん~
(一人読み)1年生~
文字ひらがな・カタカナ・漢字(漢数字以外、ルビが振られています。)
文字の大きさ約4㎜
ページ数80ページ
読み聞かせ時間約15分(人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード仕事 医者 誕生日 シングルファミリー
出版社の紹介ページhttps://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189585
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

 あらすじ

みおちゃんは、小学3年生です。お父さんは2歳のときに亡くなり、お母さんと二人で暮らしていました。

お父さんとお母さんの夢は、お父さんの故郷に診療所を開くことでした。お母さんは必死に勉強して大学を卒業し、医師免許をとり、大きな病院で働きました。そして とうとう、お父さんの故郷で診療所を開くことになったのです。

おばあちゃんと犬、ネコと暮らすことになり、寂しくなくなると思っていました。でも、毎日朝から晩まで忙しくて、お母さんと話す時間はありません。

みおちゃんとお母さんの心の距離を縮めることはできるのでしょうか?

涙涙で読みました。お医者さんは立派な仕事です。でも、子どもにはそんなこと関係ないですよね。お医者さんから受ける安心は、家族の犠牲からなりたっているんだな、と改めて思いました。

作者紹介

作者:あさの あつこ さん

岡山県生まれ。1997年『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞を受賞。2005年、『バッテリー』第6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞した。小学生向けの作品に、以下のようなものがあります。

中学年 向け

  • 「いえでででんしゃ」シリーズ
  • スポーツのおはなし 野球 ぼくだけのファインプレー
  • 「ほたる館物語」シリーズ

高学年 向け

  • ミヤマ物語(1) だれも知らない世界
  • 「風の館の物語」シリーズ

絵:本田 亮(ほんだ りょう)さん

イラストレーター。1996年に渡英し、ノーザンブリア大学グラフィックデザイン科を卒業。小学生向けの作品に、以下のようなものがあります。

中学年 向け

  • スポーツのおはなし(スポーツクライミング) わたしのビーナス(作:樫崎 茜)

高学年 向け

  • ひらめきちゃん(作:中松 まるは)

シリーズ一覧

『おしごとのおはなし』シリーズは20冊刊行されています。

おすすめポイント

「おしごと」シリーズでは、本を読むことでいろんな職業を疑似体験し、新しい視点を見つけることができます。

今回のテーマは「医者」です。巻末の「お医者さんのまめちしき」では、お医者さんはどんな仕事なのか、どんな人がお医者さんに向いているのか、お医者さんになるにはどうすればいいか、教えてくれています。

心に残ったことば

ママの笑顔を見るだけで、ほっと安心する。元気が出る。もう大丈夫だと思える。

以上、『ママはお医者さん』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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