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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。
\ この記事を書いたのは! /
・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上 読み聞かせを行う(10年以上)
小学校の委員会活動、何をしましたか? 長男のサクちゃんは、本が好きなので図書委員になって 貸出当番や、放送(今日の図書館解放は、〇年〇組です…)をしています。小学校の図書室も、バーコード貸し出しなのに驚きました!私のときは、手書きやった…
今回は、青空小学校いろいろ委員会の第5弾。本が大好きで、ずっと本に囲まれていたくて図書委員になったホン子こと、本田シオリさんを描いたおはなし『図書委員は泣かない』を紹介します。
ディスレクシアの少年との交流が描かれています。学習障害のひとつとされる〈ディスレクシア〉の実情を知ることができます。親はハンカチ必須ですよ。
本をおすすめしたい方
- 委員会活動に興味がある お子さん
- 異年齢交流に興味がある お子さん
- 学習障害について知りたい おやごさん
本の難易度
当サイトおすすめの対象年齢 | (読み聞かせ)3年生~ (一人読み)4年生~ |
ふりがな | 漢数字以外、ルビが振られています。 |
文字の大きさ | 約3㎜ |
ページ数 | 160ページ |
読み聞かせ時間 | 約40分(人により前後します) |
ジャンル | 児童書(約10分の1のページに挿絵あり) |
キーワード | 学校 異年齢交流 委員会 図書室 |
出版社の紹介ページ | https://www.holp-pub.co.jp/book/b619917.html |
おすすめ度 | ★★★★★ |
子どもウケ | ★★★★★ |
本のあらすじ
青空小学校では、小学4年生から委員会活動が始まります。
小学4年生の本田シオリは、本を読むことが大好きで、図書室のどこになんの本があるかも全部知っています。ついたあだ名は ホン子。毎日図書室にいたくて、図書委員になりました。
ある日、いつも通り静かに本を読んでいると、2年生の男の子が現れました。クラスメートに靴を隠されたから帰れないと言います。おうちの人に迎えにくるまで、絵本を読んであげることになりました。
それから毎日、その子は図書室にやってきて、同じ絵本を「読んで」とせがみます。
どうして同じ絵本を読んで欲しがったのでしょうか?
一人で静かに読書するのも楽しいけれど、誰かと一緒に読む時間も幸せ、と教えてくれる本です。
おすすめポイント
「青空小学校いろいろ委員会」シリーズは、めんどくさいと思われがちな委員会活動を、楽しそう!やってみたい!に変えてくれる作品です。
今回主人公のホン子は、ものしずかで、争いごとが嫌い。でも、必要なときはちゃんと手を挙げて発言し、いざというときはとっても頼りになります。他にも、意外な一面が!
図書室に通ってくる2年生のユウキくんとカズヤくんとの交流が描かれています。
巻末には、「ホン子のおすすめリスト」がついています。本文に出てくる『おかえし』が実在する本だと知って、読みたくなりました。
私が感想文を書くなら
- 私の小学校の委員会活動は5年生からなのですが、楽しみになりました。私も本が大好きなので、図書委員になりたいです。みんなが本を好きになるように、キャンペーンを考えたいです。
- 〈字を読んだり書いたりできない〉学習障害について、初めて知りました。人それぞれに事情があるので、そのことをからかったりせず、一緒にどうやったら読めるようになるか考えれる人になりたいです。
作者紹介
作者:小松原 宏子(こまつばら ひろこ) さん
東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。
中学年向け
- いい夢ひとつおあずかり
- いい夢ひとつみぃつけた
- 「わかば学園スーパー委員」シリーズ
- 「ホテルやまのなか小学校」シリーズ
- キューティー・キューピー・キューピッド
- 時計がない!
- 「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ
絵:あわい さん
東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後イラスタレーターに。
高学年向け
- いつか空の下で さくら小ヒカリ新聞(作:堀 直子)
- ココロの花 華道部&サッカー部(作:八束 澄子)
- もしもわたしがあの子なら(作:こと さわみ)
シリーズ一覧
「青空小学校いろいろ委員会」シリーズは 10冊 刊行されています。
- 給食委員はアイドル
- 飼育委員はアキラめない
- 保健委員は恋してる
- 体育委員はなやみすぎ
- 図書委員は泣かない
- 放送委員はにんきもの
- 計画委員はまよわない
- 学級委員は負けない
- 環境委員はもやもやする
- 日直もがんばってる
ディスレクシアを題材にした本
小学6年生のディスレクシアの少女が主人公の本です。
ディスレクシアが題材にされた小説
カフェの店長をしている女性が、ある日恋人がケガをして意識が戻らないという連絡をもらい、恋人の知らなかった一面を知っていくおはなしです。
恋人の友人が〈ディスレクシア〉で苦しんできた現実と、それを隣で見ている恋人の心の葛藤が描かれています。
難しい題材ですが、心地よい関西弁で、テンポよくよめます。『川のほとりに立つ者は』は、Audibleで聴くことができます。
Audibleの登録はこちら本を読んで、ひとこと
自分にとっての「当たり前」が、他の人にとっても「当たり前」とは限らない
以上、『図書委員は泣かない』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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