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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。
この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。子どもが1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。
子どもって敏感で、こだわりが強くて、少しの違いでごはんを食べてくれなくなりますよね。次男が2歳のとき、蒸しパンしか食べなくなり、必死に野菜や高野豆腐パウダーを入れた蒸しパンを作っていたのを思い出します。
今回は、どうしても給食が食べることができない女の子に寄り添う子どもたちの姿を描いた作品『ひいきにかんぱい!』を紹介します。
本をおすすめしたい方
- 友だちの話を読みたい お子さん
- 人の気持ちを考える子どもに育って欲しい お子さん
- リズムのいい話を探している おやごさん
本の難易度
当サイトおすすめの対象年齢 | (読み聞かせ)年長さんくらい~ (一人読み)1年生くらい~ |
文字 | ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。) |
文字の大きさ | 約4㎜ |
ページ数 | 96ページ |
ジャンル | 児童書(3分の1のページに挿絵があります) |
キーワード | 小学3年生 給食 学校 友だち 場面緘黙症 |
出版社の紹介ページ | https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494020508 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
子どもウケ | ★★★★★ |
本のあらすじ
小学3年生のさなえちゃんは、学校で給食を食べられず、声も出せません。今まで頑張って食べようと言われて、辛い気持ちを抱えていました。そこで、一也と佳行とひとみの3人は、ひいき係をつくり、さなえちゃんが給食を一緒に食べられるように応援することを決めました。3人はどんなことをするのでしょうか?さなえちゃんは給食を、たべることができるようになるのでしょうか?
実話をもとにして描かれていそうです。先生が、子どもを頼ることは自立心を育てるのですね。先生が命令するのではなく、子どもたち自身がさなえちゃんのことを考えて行ったからこそ、心を開くことができたのでしょうね。
息子の学校では、授業中早く解けた生徒が、先生になってヘルプを求めている子を教えていました。分からない子どもは解答方法を教えてもらえ、教える子は知識を定着することができるし、素敵だと思いました。
作者紹介
作者は、宮川 ひろ(みやがわ ひろ)さんです。1923年生まれ、2018年没。群馬県出身。東京の金華学園教員養成所を卒業後、公立小学校教員をされていました。
作品に、「かんぱい!」シリーズ、『さくらの下のさくらのクラス』『りんごひろいきょうそう』『「おめでとう」をいっぱい』『しっぱいのれんしゅう』などがあります。
絵は、小泉 るみ子(こいずみ るみこ)さんです。挿絵作品に、『ムカッ やきもちやいた』『きょうはやきにく』『みてろよ!父ちゃん!!』『七夕の月』『イチゴがいっぱい』などがあります。
シリーズ一覧
「かんぱい!」シリーズは10冊刊行されています。(2024年9月現在)
- しっぱいに かんぱい!
- うそつきに かんぱい!
- ずるやすみに かんぱい!
- わすれんぼうに かんぱい!
- けんかに かんぱい!
- 0てんに かんぱい!
- ひいきに かんぱい!
- ないしょに かんぱい!
- あまのじゃくに かんぱい!
- なきむしに かんぱい!
場面緘黙症を題材にした小説
大人向け
場面緘黙症の少女が、通信制の高校へ行って友だちを作り、自分の夢を追いかけるおはなしです。
シングルマザーのぼっちママが、娘の通う小学校で起こった謎を追い、解決して困っている人に寄り添っていくお話です。娘の友だちが、『針の上で歌う』の主人公で、場面緘黙症の実態が描かれています。
本を読んでひとこと
困っている人の気持ちに寄り添うことで、心が通じることもある。
以上、『ひいきにかんぱい!』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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