【15分で読む 児童書】しりとり電車のハヤイチくん

『しりとり電車のハヤイチくん』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

\ この記事を書いたのは! /

・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上 読み聞かせを行う(10年以上)

今回は、のんびり屋で、自分の意見を伝えることが苦手な少女の心の変化をえがいた作品『しりとり電車のハヤイチくん』を紹介します。

「人はそれぞれ違って、いいところも悪いところもあるけど、それを認めて寄りそうことが大切」と教えてくれる本です。

\ 遠足が題材の本はこちら! /

本をおすすめしたい方

  • 行動が遅いことに悩んでいる お子さん
  • 発達障害について理解して欲しい おやごさん
  • いろんな人がいると知って欲しい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長~
(一人読み)1年生~
ふりがなすべての漢字にルビが振られています。
文字のサイズ5mm
ページ数80ページ
読み聞かせ時間約15分(人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード小学2年生 発達障害 遠足 電車 しりとり 卵焼き
出版社の紹介ページhttps://www.shinko-keirin.co.jp/bunken/book/9784580824614/
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★☆

あらすじ

小学2年生のさくらは、隣の席のハヤイチくんのことが苦手です。ハヤイチくんは、しりとりと電車が大好きで、人と話すときの言葉もしりとりで、すぐに電車ごっこをはじめてしまいます。

さくらは、人よりのんびりで、自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。着替えも歩くのも遅く、遅刻することもありましたが、仲良しのあやねちゃんとマキちゃんは、「早く」ということもなく、一緒にしかられてくれました。

海辺への遠足の日。さくらは、あやねちゃんとマキちゃんと仲良く遊びますが、一人で線路を描きつづけるハヤイチくんのことが気になります。

そして、楽しみにしていたお弁当の時間、思いもしなかったトラブルが起こり、さくらは泣き出してしまいます。

そんなとき助け舟を出してくれたのは、誰だったのでしょうか?

おすすめポイント

学校でも、家庭でも「みんな仲良く」と教えられるため、嫌いな人がいることに罪悪感を抱えてしまう子がいます。また、人と違うと怒られてしまうので、のびのびと過ごせない子もいます。

「人はそれぞれ違って、いいところも悪いところもあるけど、それを認めて寄りそうことが大切」と教えてくれる本です。

いいところさがしができる子どもに育って欲しいですね。

おやごさんに読んでほしい本

子どもが壁にぶつかってしまったとき、親の対処方法のヒントをくれ、心の支えになってくれる1冊です。この作品はAudibleで聴くことができます。

  • 嘘をついてはいけない
    → 優しい嘘もある
  • 汚い言葉は使ってはいけない
    → 汚い言葉から学ぶこともあるかもしれない
  • みんな仲良くしなければならない
    → 嫌いな人がいない人なんていない。その人とどうやって関わるかが重要
Audibleの登録はこちら

作者紹介

作者:別司 芳子(べっし よしこ)さん

福井県生まれ。小学生向けの作品に、以下のものがあります。

絵:しんや ゆう子 さん

和歌山県生まれ。書籍や雑誌の装画・挿絵を中心に活動中。小学生向けの挿絵作品に、以下のものがあります。

本を読んで、ひとこと

人はそれぞれ違って、いいところも悪いところもある
それを認めて寄りそうことが大切

以上、『しりとり電車のハヤイチくん』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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