【10分で読む 苦手を克服しようとする本】ひみつのとっくん

『ひみつのとっくん』紹介 10分台で読む幼年童話

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

この記事を書いた人
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。2023年10月からaudibleで聴く読書をしている。月20冊以上読破。

今回は、苦手を克服しようとがんばる小学生のおはなし『ひみつのとっくん』を紹介します。人によって得手不得手が違いますよね。苦手があるのが時分だけじゃない、気持ちを楽にしてくれる本です。

本をおすすめしたい方

  • 友だちの話を読みたい お子さん
  • 苦手を克服して欲しい おやごさん
  • リズムがいい本を探している おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)年長さんくらい~
(一人読み)1年生くらい~
文字ひらがな・カタカナ・漢字。(すべての漢字にルビが振られています。)
文字の大きさ約6㎜
ページ数96ページ
読み聞かせ時間約10分(ゆっくり音読した時間です。人により前後します)
ジャンル幼年童話(すべてのページに挿絵あり)
キーワード鉄棒 鍵盤ハーモニカ バトン 学校 友だち 苦手克服 誕生日 
出版社の紹介ページhttps://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323075488
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

あらすじ

そうすけくんは、体育が苦手です。逆上がりが特に苦手で、何度やってもうまくいきません。公園で特訓をしていると、友だちのぐっちんに「さかあがりなんて、簡単だよ」と言われ、カチンと来て、ぐっちんのことを嫌いになってしまいました。

しかし、公園で逆上がりの練習をしていると、ぐっちんが鍵盤ハーモニカの練習をしているのを見つけました。「鍵盤ハーモニカなんて、簡単なのに」と言ってハッとしました。自分が言われて嫌だったことを言ってしまったと気付いたのです。

そうすけくんとぐっちんは、仲直りできるのでしょうか?そうすけくんは逆上がりが、ぐっちんは鍵盤ハーモニカができるようにできるのでしょうか?

次男のダイちゃんは、アリになったところを想像するシーンに大笑いしていました。

おすすめポイント

苦手なことにチャレンジすることを応援してくれる本です。自分と友だちの得意なことは違う、そのことを笑ったり、妬んだりするのではなく、出来ることをしよう、と勇気づけてくれます。

今の小学校は、逆上がりができなくても練習を強制することがないので、体育が苦手な長男はいまだに前回りすらできません。もう少し、苦手を応援してくれるとうれしいな、と思います。

作者紹介

作者は、工藤 純子(くどう じゅんこ)さんです。東京都生まれ。東京都在住。2017年に『セカイの空がみえるまち』で第3回児童ペン少年小説賞を受賞。高学年・中学生向けの作品を多数手がけられています。

作品に『となりの火星人』『サイコーの通知表』『だれもみえない教室で』『ルール!』『てのひらに未来』『はじめましてのダンネバード』「プティ・パティシエール」シリーズ、「リトル☆バレリーナ」シリーズ、『しんぱいなことがありすぎます!』などがあります。

絵は、田中 六大(たなか ろくだい)さんです。1980年東京生まれ。多摩美術大学大学院修了。漫画家・イラストレーター。 

わが家では、『しのぶときよしのともだち』シリーズが人気です。

本を読んで「ひとこと」

人は、みんなそれぞれ違う。それぞれの個性を大切にしよう!
苦手なことを克服すると、新しい景色が見える!

以上、『ひみつのとっくん』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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