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こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。
この記事を書いたのは!
大阪在住の専業主婦。子どもは2013年生まれ男子・2016年生まれ男子。長男が1歳のときから月100冊以上の絵本・児童書の読み聞かせを行う。現在も次男に読み聞かせ続行中。
お子さんが初めて覚えた字は、なんでしたか?うちの子は、電車が大好きで、電車に書いてある「西九条」「回送」をはじめて覚えました。2歳になった頃で、「この子天才かも!」と感激したのがなつかしいです。作者は、看板で字を覚えたそうですよ。
今回は、新しく描いた看板をつけかえる日、メガネが見つからずにぼやけた目のままでつけかえると、看板がごちゃまぜになってしまうおはなし『パインさんの ごちゃまぜかんばん』を紹介します。
本をおすすめしたい方
- おもしろい話が好きな お子さん
- 「モノ」への感謝を持ってほしい おやごさん
- 想像力を広げて欲しい おやごさん
本の難易度
当サイトおすすめの対象年齢 | (読み聞かせ)年長さんくらい~ (一人読み)1年生くらい~ |
文字 | ひらがな・カタカナ・漢字(すべての漢字にルビが振られています。) |
文字の大きさ | 約4㎜ |
ページ数 | 60ページ |
読み聞かせ時間 | 約10分(人により前後します) |
ジャンル | 幼年童話(すべてのページに挿絵あり) |
キーワード | 看板 標識 メガネ |
出版社の紹介ページ | https://www.dainippon-tosho.co.jp/books/product/03513/ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
子どもウケ | ★★★★★ |
本のあらすじ
パインさんは、看板屋さんです。パインさんの住むリトル・タウンの看板は、すべてパインさんが書きました。パインさんはどんな看板でも作れるのです。
年月が経ち、町の看板が古くなり、字が読めなくなってきました。町長さんは、パインさんに町じゅうの全ての看板を作り変えることを依頼しました。1週間かけて、パインさんはすべての看板を書きました。
そして出来上がった新しい看板を取り付ける日、なんとパインさんの大事なメガネが見あたりません。よく見えないままに看板を取り付けると、あっちもこっちもごちゃまぜで、町中が大変なさわぎになります。
リトル・タウンは、どうなってしまうのでしょうか?
おすすめポイント
作者の「看板への愛情」がつまった作品です。小さい頃、作者の隣の家に画家が住んでいて、その人が看板屋でもあったそうです。彼が「ぼくはね、ただかんばんを描いているんじゃなくて、人助けをしているんだよ。ぼくは、かんばんで、みんなに、大事なことを伝えてるんだ。」と語っていたそうです。確かに、看板にはそれぞれの人の想いが込められていて、もしなかったら、どんなに不便なことでしょう!
普段「あたりまえ」と思っているものは、「あたりまえ」ではないと教えてくれています。
次男のダイちゃんは、ごちゃまぜ看板を見て大爆笑していました。
作者紹介
作者:レオナード・ケスラー さん
アメリカ、オハイオ州生まれ。画家だった祖母の影響で絵が好きになり、高校に通いながら看板を描く仕事をし、戦後、ペンシルベニア州のカーネギーメロン大学に入学。画家のアンディ・ウォーホルと知り合い、卒業後も親交を深めた。26歳の時、ソーシャルワーカーであり幼稚園教諭だったエセルと結婚し、1949年にニューヨークへ移住。200冊以上の作品を発表しています。
シリーズ一覧
「パインさん」シリーズは現在3冊刊行されています。(2024年10月現在)続刊が楽しみですね。
- パインさんの ごちゃまぜ かんばん
- パインさんの むらさきのいえ
- パインさんの おるすばん
本を読んで「ひとこと」
「あたりまえ」と思っていることは、「あたりまえ」ではない!
まわりをよく観察してみよう!
以上、『パインさんの ごちゃまぜかんばん』の紹介でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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