【50分で読む 児童書】すずのまたたびデイズ おやしきにひそむおばけ!?

『すずのまたたびデイズ3』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

\ この記事を書いたのは! /

・大阪在住の専業主婦
・二児の母(2013年生まれ 男・2016年生まれ 男)
・月 100冊 以上 読み聞かせを行う(10年以上)

今回は、友だちと一緒にお城でルームシェアをすることになった すずが、高すぎる家賃を払うためアルバイトにいそしむおはなし『すずのまたたびデイズ おやしきにひそむおばけ!?』を紹介します。

「おしりたんてい」シリーズのスピンオフ作品ですが、挿絵が少なくなり、探し絵などのコーナーもないので、対象年齢はもう少し高めの中学年・高学年になります。

本をおすすめしたい方

  • おしりたんていが好きな お子さん
  • 「占い師」「探偵」に興味がある お子さん
  • いろんな仕事を知って欲しい おやごさん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)2年生~
(一人読み)4年生~
ふりがなすべての漢字にルビが振られています。
文字のサイズ3mm
ページ数167ページ
読み聞かせ時間約50分(人により前後します)
ジャンル児童書(3分の1くらいのページに挿絵あり)
キーワードおしりたんてい 占い師 探偵 お城 シェアハウス おばけ
出版社の紹介ページhttps://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4166003.html
おすすめ度★★★★☆
子どもウケ★★★★☆

あらすじ

お城でルームシェアをしている、すず・あずき・グレねえの三人は、高すぎる家賃を払うためにアルバイトを始めるも、ケーキ屋さんもテレビ局もすぐにクビになってしまいました。

今回は、すずは探偵事務所、グレねえはカリスマ占い師の事務所、あずきは金継ぎの師匠に弟子入りして、別々の場所でアルバイトをはじめました。

そんな中、お城の美術品がひとりでに浮かんで外へ逃げていく、という心霊現象が起こりました。

犯人はおばけなのでしょうか?

巻末の「グレねえの占い教室」では、占い道具やかんたんなトランプ占いが紹介されていますよ。

おすすめポイント

今回のアルバイト先は、なかなか実社会で経験できない「探偵事務所」「占い事務所」「金継ぎの職人」。探偵事務所も占い事務所も、怪しさいっぱいで、人の弱みにつけこんで金稼ぎをしようとする人がいると教えてくれます。

また、個性的な3人が 一緒にピンチを乗り越えて、友情をさらに深めている姿に心動かされます。

心霊現象の犯人は誰か、すずたち3人と一緒に推理することも楽しめますよ。

今回開いたお城のお部屋は、古今東西の占いの道具がそろった「占いの間」。今後どんなお部屋が出てくるのか、お城の全容が気になりますね。

本文に出てくる「ウィジャボード」は、アルファベットや数字などの文字が書かれたボードが一枚と、文字を指し示すためのプランシェットという器具一個からなり、日本のコックリさんに似たものだそうですよ。

作者紹介

作者:井上 亜樹子(いのうえあきこ)さん

脚本家、小説家。鐘弘 亜樹(かねひろ あき)の名義でも活動されています。父・祖父も脚本家をされていました。アニメ「おしりたんてい」の脚本も担当。

雛川 まつり(ひかわ まつり)さん

イラストレーター。挿絵作品に、以下のものがあります。

中学年向け

  • おはなしSDGs 産業と技術革新の基盤をつくろう おいしいごはんとあまいコーヒー(作:片川 優子)
  • 「すずのまたたびデイズ」シリーズ (作:井上 亜樹子)

高学年向け

  • クルミ先生とまちがえたくないわたし 藤島クリニック再生計画(作:令丈 ヒロ子)

シリーズ一覧

「すずのまたたびデイズ」シリーズは現在 4冊 刊行されています。(2024年10月現在)

占いを題材にした作品

心に残ったことば

占いを必要としているのは、なやみや迷いがある人。占い師は、そういう人の話に耳をかたむけて、自分の中にある答えにたどりつくためのお手伝いをする。(中略)占いというのは、もとから自分の中にある答えを見つけるための道具なんじゃないかしら。

本を読んで、ひとこと

社会は善人だけではない!
占いを信じすぎることは危険!

以上、『すずのまたたびデイズ おやしきにひそむおばけ!?』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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