まいどばかばかしいお笑いを!【中学年~ 日本文化を学ぶ児童書】

『まいどばかばかしいお笑いを』紹介 児童書

こんにちは、読み聞かせ大好き ナノハ(@nanoha630)です。

\ この記事を書いたのは! /

・大阪在住のシンママ(2025年に離婚)
・二児の母(2013年生 男・2016年生 男)
・月 100冊 以上の読み聞かせを行う(10年以上)

30分で読む!中学年~ おすすめの児童書を紹介します。

「おはなし日本文化」シリーズは、お話を通して日本文化の魅力を伝えてくれるおはなしシリーズです。

『まいどばかばかしいお笑いを!』では、おしゃべりが大好きな小学生の少女が、近所の落語家さんに弟子入りして、老人ホームで舞台にたつのを目標に 落語を学ぶお話です。

本をおすすめしたい方

  • 日本文化に興味がある お子さん
  • 継続するのが苦手な お子さん

本の難易度

当サイトおすすめの対象年齢(読み聞かせ)1年生~
(一人読み)3年生~
ふりがな簡単な漢字にはルビが振られていません。
文字の大きさ約3.5mm
ページ数80ページ
読み聞かせ時間約30分(人により前後します)
ジャンル児童書(約3分の1のページに挿絵あり)
キーワード落語 習いごと 男尊女卑
出版社の紹介ページhttps://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000399723
おすすめ度★★★★★
子どもウケ★★★★★

本のあらすじ

天音はおしゃべりが大好きです。伝えたいことがありすぎて、いつも何を話しているかわからなくなってしまいます。

ある日、お母さんに「落語でも習ってみたら?」と勧められ、近所の落語家さんに教えてもらうことになりました。

落語家さんは、老人ホームで披露する 舞台にたつことを目標に落語をはじめよう、と提案してくれました。

天音の落語ライフが始まります。まずは、苦労して落語を暗記しました。しかしそれだけでは、おもしろく話すことができません。工夫する必要がありそうです。

天音は、無事に舞台に立つことができるのでしょうか?

おすすめポイント

物語を通して〈落語〉についての知識を深めてくれます。巻末の「おはなし日本文化 ひとくちメモ」では、落語のはじまりや江戸落語と上方落語の違いを教えてくれます。

落語のおはなしを通して昔の日本の暮らしを知ることもできますね。

今回の主人公 天音は、おしゃべり好きな女の子。いろんなことに好奇心があるけど、いざ習いごとをしても、壁にぶつかると挫折してやめてしまっていました。壁を乗り越えたいと思えるほど、自分がやりたいことに出会えなかったのでしょう。

しかし、落語を通して 壁を乗り越えた先に見える景色があることを知ります。

子どもが継続することの大切さを知るきっかけになるといいですね。

作者紹介

作者:赤羽 じゅんこ(あかはね じゅんこ)さん

東京都在住。『がむしゃら落語』で第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と四人の深呼吸』で第4回児童ペン賞企画賞を受賞。小学生向けの作品に、以下のものがあります。

低学年向け

  • おはなしサイエンス 危険生物 ひょうたん池の怪魚?
  • おはなしSDGs 働きがいも 経済成長も わたしらしくCジャンプ!
  • こぐまと星のハーモニカ
  • クスクスムシシを追いはらえ!
  • トゲトゲトカゲをつかまえろ!
  • カレー男がやってきた!
  • ジャングル村はちぎれたてがみで大さわぎ!
  • おまじないのてがみ
  • マユとまほうのてがみ
  • ゆうきメガネ
  • わらいボール
  • ごきげんぶくろ

中学年向け

  • ペット探偵事件ノート 消えたまいごねこをさがせ
  • 5分で本を語れ チームでビブリオバトル!
  • AIマスクはいかがですか?
  • Pink ちょっとねがっただけ
  • クスクスムシシを追いはらえ!
  • 夢は牛のお医者さん よろこびもかなしみも夢になる。
  • 犬をかうまえに
  • がむしゃら落語
  • メールの中のあいつ
  • より道はふしぎのはじまり

高学年向け

絵:フジタ ヒロミ さん

静岡県生まれ。東京都在住。女子美術大学油絵科卒業。グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとなる。宇宙、砂漠、猫、飛行機、ロケットが大好き。HPで、今までの作品を見ることが出来ます。

生き生きとした人物を描く、素敵なイラストレーターさんですね。私は、72ページの夕焼け空と二人の姿がとっても好きです!

フジタ ヒロミさんHP

心に残った、ひとこと

一方的にしゃべるのと、相手に伝わるようにしゃべるのは、まったくちがう。

以上、『まいどばかばかしいお笑いを!』の紹介でした。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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